第06話 本当?占いババの両親
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に、教えてもよかったのですか?」
すぐに教えてもらえるとは思っていなかったナシゴだったが、軽く言い放ったカンフー服の男性にびっくりする。
「いいよ、いいよ。秘術って言っても、簡単なものだ。それに今、ここに不死鳥無いもん」
無いもん、なんて軽く言い放つカンフー服の男性。
「そ、それじゃあどこに?」
「この山の何処かに住んでおるよ、必要なら勝手に見つけてくれ」
「ほ、本当に良いのですか?」
「ただし! 見つけても捕まえたりせんでくれ。あくまで自然に不死鳥が涙を流すまで待つのじゃ」
「ありがとうございました! 早速不死鳥を探してきます」
礼を言って、ナシゴは家を飛び出した。カンフー服の男性が呼び止める声も無視して行くナシゴ、女性のおもてなしの準備も無駄になってしまった。
ナシゴは言われたとおり、不死鳥を探し始めた。
4日後、ナシゴは不死鳥を発見。続いて、不死鳥を観察し始めた。カンフー服の男性の言いつけ通り、自然に不死鳥が涙を流すのを待ったのだ。そしてナシゴが、不死鳥が涙をながすまでのを目にするのに10年の月日が流れる。
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