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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第26話:高所では爽快感が違うね
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ても説得してやる!」
今……『ヒゲメガネ』って言ったぞ。
以前から何度かリュカの口から聞こえてきたフレーズだが、もしかして神様の事なのだろうか!?

「あぁ良かった……流石はリュカさん、とても頼りになりますね。ついでに天辺まで行って蕾を摂ってきてくれませんか? 俺達は先に下の町へ降りてますから、サクッと登って蕾を摂ってきて下さいよ」

「何だその言い方……凄くムカつく言い方だぞ! 天空の防具の丈夫さを検証する為に、お前をここから突き落とすぞコノヤロー!」
「あぁ……それもしょうが無い事ですね。運良く生き残れば良いですけど、死んでしまったらビアンカさんの存在も消え去るんですね。ああ無念無念」

「…………」
どうやら珍しく言い負かした様で、シンを睨み膨れっ面を見せるリュカ。
最近リュカの言動を大目に見てたのは、この状況を予測してなのだろうか?

「まぁまぁリュカ……私も一緒に天辺まで行くから、そんなに膨れないで。一緒に木登りを楽しみましょうよ……ね?」
「うん。ビアンカと一緒に行くぅ〜」

そっと寄り添い腕に抱き付き、顔を覗き込むように見て、小首を傾げながら説得するビアンカ。
流石リュカの奥さんだ……旦那の操縦方法を熟知している。
夫婦なのだから許してやろうと思う反面、苛つく心を抑えきれないのは、二人を見て唾を吐き捨てたシンも同様なのだろう。

まぁ何にせよ、これで我々が世界樹に登ってる必要は無くなった。
二人寄り添いながら、更に上へ登って行くリュカとビアンカを尻目に、来た道を戻る大所帯パーティー……
きっとリュカの事だから、ワシ等の直ぐ後に降りてくるだろうと予測する。

しかしウルフの予測は違うらしく……
「きっとあの夫婦……天辺でヤるぞ。高い所が好きな夫婦だから、間違いなくヤるぞ! 下の町には宿屋もあったし、降りたら直ぐに部屋を確保した方がいいな」

「そうね……ラーミアの上でヤる夫婦だし、アイツの上よりヤりやすいだろうし……どこか可笑しい夫婦だからねぇ」
マリーまでも両親の行動をウルフと同じに推測する。

それは“可笑しい”で済む事なのか?

ブライSIDE END




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