暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜青の剣士達〜
第1部 SAO
3話 アスナ
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....

「図星だな。だが、アスナ.....気をつけろ」

「なぜ?」

「あいつは、鈍感だからだ」

「普段は勘が鋭いのに?」

「恋愛や女子の事については鈍感だ」

「嘘......」

「つまり、アインクラッドを攻略するより、難しいかもな」

「僕もそう思います。兄さんの事は誰よりも知ってますから」

「兄さん?誰が?」

「あ.....しまった.....」

「やっちゃったな.....タクヤ.....」

「いますぐ、はきなさい!」

「リズさん、怖いです!」

「ごめんなさい」

「この事、内緒にしてくださいね。僕が兄さんに殺される.....」

「ええ」

「タクヤの兄がキリトだ」

「「キリト(君)がタクヤ(君)の兄〜!?」」

「ええ」

「まさか、兄弟そろって、トップソロプレイヤーなんてね」

「なら、タクヤ君!キリト君の事、教えて!」

「アスナさん.......やっぱり......」

「あ.......」

「遅すぎだ......」

「しまった〜!」

「リズさん?」

「え?」

「おいおい.....まさか、お前まであいつの事好きとか言わないよな?」

「そんな事.....無い.....」

「リズ?」

アスナさんが心配そうにリズさんを見る

「なんでもない!頑張ってね!アスナ」

「う、うん」

その後、僕達は兄さんについてアスナさんにレクチャーした
好きな事や好きな食べ物などについて

ようやく解放されたのは、午後5時頃だった

「キリト......どんだけフラグ立ててんだよ」

「さあ?こればかりは僕もなんともいえないです」

「まあ、アスナがどんだけやるかが楽しみだな」

「楽しんでますよね?」

「無論、当たり前だ」

「やっぱり.....」

「なあ、タクヤ.....」

「何ですか?」

「あいつ......いつからか、人を避けていないか?」

「そうですね......きっと、あの事があったからかもしれません」

「あれか......あいつもそろそろ、前を向くときなんじゃないか?」

「そうですね.......僕達でも癒せなかった兄さんの傷をアスナさんなら
癒してあげられるかもしれません」

「そうだな......あいつの事頼んだぞ.......アスナ......」

ソウさんは聞こえるはずの無い言葉をそっとつぶやく
そして、僕達は迷宮区へ足を進める
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