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IS インフィニット・ストラトス〜普通と平和を目指した果てに…………〜
number-13
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とするが、千冬に目で制される。


そんな感じで何とか挨拶も終え、朝のHRの後はまたIS操作のため移動となるが、蓮とラウラは並んで教卓にいる千冬のもとへと向かう。
次の時間は二人とも休ませてほしい旨を伝えると、案外すんなりと許可をくれた。意外ではあったが、許可を貰えるのであれば早々に移動するのが良いのだろう。ラウラと並んで移動を始める。


その際背中に声を掛けられて、動きを止めた。
千冬である。何を話すのかと思えば、
「御袰衣とボーデヴィッヒは兄妹みたいだ。お前らの関係を差し当たりのない範囲で話してくれないか」
ということだった。その言葉に思わずラウラと目を合わせる蓮。そしてまた千冬に目を合わせて一言。


「「秘密」」


合図があったわけでもないのに息がぴったりと合う二人。その関係を教えようとはせずにいたずらに微笑みそう言って、教室を去っていく。残された千冬は、教師に対して敬語を使っていないことにさえ気づかないで、ただ茫然とするしかなかった。自分の知っているラウラ像とは大きく変わっていたような気がする。蓮は、ああいった表情も出来たのかと一か月ぐらい経つが知らなかったことに驚く。そして、そんなことに気付かなかった自分が可笑しく思えてくる。


その後の教室が、生徒の歓声に湧いたのは言うまでもない。



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