第八章
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目が入った。
「まさかこんな時に二発も・・・・・・」
マウンドにいる山田は愕然としていた。打たれるとは夢にも思わなかったのだ。
「配球を読まれとったな」
西本はうなだれる山田を見て言った。
「ノムの奴、それも調べとったわ」
西本はその口をへの字にしていた。
「まさか山田の配球まで調べとるとはな、それもわしの考え付かんとこまで」
彼は野村のそうしたデータ収集能力をよく知っていた。そして警戒していた。だが野村はそれ以上のことをしてみせたのであった。
「やってくれよるわ。わしの負けや」
彼は苦渋に満ちた顔でそう言った。
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