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インフィニット・ストラトスの世界に生まれて
眼鏡っ娘は何座の女?
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「出会った時から山田先生って呼んでますからね。呼びやすいんですよ、この方が」

「今、私のお腹の中にいる子供が生まれてきても、そう呼び続けるつもりですか?」

山田先生は下を向くと愛しそうに自分の膨らんだお腹を眺め、そして両手でお腹を擦る。
その後、何が可笑しいのかクスクスと笑った。

「もう少し時間をくれませんか?」

俺の言葉を聞いて、どう思ったのかは知らない。
何も言ってこない所をみると不機嫌という訳でもないのだろう。

「ところで……、今日はあの魔法の言葉を言ってはくれないんですか?」

山田先生は急に思い出したかの様に聞いてくる。
そう言えば今日は言ってなかったな。
俺は山田先生の耳元にゆっくりと口を寄せると感情を込めてささやく。

「愛してます、山田先生」

「わたしもです」

山田先生は俺の腕の中で身体を翻すと、俺と向かい合う様に立つ。
俺と山田先生は見つめ合いお互いの気持ちを確かめる。
そして、山田先生は目を閉じると何かを促す表情になる。
俺は顔をゆっくりと近づけ、やがて二人の距離はゼロになる。
その時、俺と山田先生の唇は重なっていた。

何ていう夢を見た。
それにしても俺は何て夢を見てしまったんだ。
あの夢は願望か妄想か、それとも予知夢なのかは知らんが、フロイト先生が不要なほどストレートな夢だったな。
あんな夢を見たせいなのか、それとも熱せいなのか、随分と汗をかいたらしい。
着ている服が湿っぽく感じる。
時間を見てみれば午後の十時を過ぎていた。
昼から十時間も寝ていたのか。
見れば、部屋に備え付けのテーブルには今日の夕食だろう物が載っていた。
こんな状態で寝ているのも気持ちが悪い。
風邪で熱があるといっても汗を流すくらいはいいだろうと掛けてある布団を引き剥がす。
そしてダルイ身体で何とかベッドから抜け出すと、ふらふらとした足取りで浴室へと向かう。
浴室に着いてみれば、なぜか照明が点っていた。
しかも、シャワーヘッドから勢いよく出た水が床面を叩きつける音も聞こえ、浴室の扉を通して薄っすらとだが人影も確認出来た。
俺はこのIS学園にまつわる怪談話など聞いたことがないし、それに風呂で汗を流す幽霊もいないだろう。
だが、いきなり浴室の扉を開けるのは怖いので取りあえず声をかけて見ることにした。

「あの、そこにいるのはどなた様でしょうか?」

「え? ベインズくん、起きちゃったんですか? 先生、今日は看病するためにこの部屋に泊まろうかと思って――ここのお風呂借りちゃいました」

扉ごしにエコーが掛かったような山田先生の声が聞こえる。 しか
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