新たな生活2
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中の『タカラジェンヌ』である心を失わずにおこうと思った。
「…やだ、すき焼きなくなっちゃう!」
「エリ〜、すき焼き食べちゃうよ!」と大声で私を呼ぶ紅の声に、
「私の分くらい取っておきなさいよねぇ!!」
と、こちらも大声で返しつつ、私は笑った。
私、あの頃のままだわ。
新しい生活が始まっていても、
好きな人がいて、大切な友人がいて、尊敬できる先輩がいて、その中で。
キラキラに輝こうとしていたあの頃と、全く変わらない。
夢と希望に満ちている、野心のある『エリ』のまま。
その事が、嬉しくって、笑った。
秋の良き日。
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