青春の終わり3
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過ぎて辛くなるなんて事はないのに。
でもね、そんな私でも悩むことぐらいある。
リュータンさんとデュエットできるチャンスが、トモに横からかっさらわれた事。
だってトモは、男役なのに、娘役の代役を「やりたい」って言ったのよ?
男役に決まった時はすっごく嬉しそうにしていたくせに、娘役の役を取るなんて、信じられない。
悔しかった。
私、最初っから娘役志望だったのに。
いつか、リュータンさんと一緒に踊るのを目標にしてこれまで頑張ってきたのに。
ようやくその夢が叶いそうになったのに、ぬか喜びで終わった事が、悲しかった。
…でも、それ以上に。
「かまぼこの踊りは完ぺきや。でも、重い!」
一緒に踊ろうという気にならへん、合わへんねん。
リュータンさんにそう言われた事。
私は、リュータンさんとは「合わない」
『踊りが重い』
その事実が、一番、辛かった。
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