1・風間ファミリー
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びしっと言い放つキャップ。
「くそ、金儲けしたかった…ぜ、ぐふっ」
完全に沈黙する男。
「訂正してからたおれろやぁっ!」
叫ぶ少女。
「なぁ、売春のサンプル写真とかおちてないのかな」
「ごくり…って、だ、だめだよガクト!」
呟く岳人に突っ込むモロ。
「じゃぁ俺達は、縛ってから警察に通報しますね」
「…おう」
そういう大和に、言葉少なに答える巨人、そのままビルの中に姿を消していく。
「ああ、ったく…とりあえずは、これで終わりかね、軍師大和?」
「あぁ、そうだな…元」
声を掛けたのは一人の小柄な少女ではなく少年だ、160も無い身長に童顔、どう見ても精々中学生程度だが、大和達と同じ川神学園の2年、名を八坂 元(やさか はじめ)、柔術と合い気術をあわせたような八坂流の使い手で、ある理由で幼い頃から川神院で生活している。今回は使ってないが本気で戦う時は鋼色の籠手と脚甲を用いる。
武術の腕は百代には及ばないものの一応壁を越えている、川神では珍しい、武士娘にも対抗できる男の一人でもある。
彼自身が問題視しているのはまず身長、そして中性的な顔立ちと声だろう、服装次第では少女に間違われる事も多い。
そして、一応本編の主人公である。
「んじゃ、帰るか、モロも何時までも其処格好じゃやだろ…つか俺は嫌だ」
「あ、うん……そうだね」
元の言葉に頷くモロ、一瞬間があったのは気のせいにしておこう。
「よっしゃ、風間ファミリー撤収だ!」
「「「おうっ(はいっ」」」
キャップの掛け声に皆が答え、皆が歩き出す…高校2年の夏、何かが始まる予感がしていた。
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とりあえずまじこいSのOPみたいな部分ですね、ファミリー一通りと、主人公元が出ています、以前の作品を見てくださった方は、八坂流の技が又出ますが、余り気にしないでください、今回はこれと平行し、もう一作書いていく予定なので、更新は週多くても3回くらいになると思います。
また、今回も基本元が見て無い場所はほぼ描写されない予定です、作者が他人称や視線での文章が苦手なので、一応各キャラの決戦部分は元が見て無くても入れようかとは思います、今回はほぼ元ネタどおりですがこの先は色々と変わってくる予定です。
指摘を頂いたので少し修正してみました。
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