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真剣で英雄(えいゆう)と恋しなさい!
1・風間ファミリー
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っ!」

 もう一人の人質、小柄なショートカットの少女が叫び…男に肘鉄、呻いた次の瞬間手品のように男が一回転し地面に叩きつけられる。
 一瞬で突きつけていた銃の撃鉄部分を掴んで固定、重心を巧みに操作して、その腕を捻るだけで男を投げ飛ばしたのだ。

 「あ、あぁ、な、なんなんだよオマエタチは!?」

 服を微塵にされた男の叫びに

 「名乗るほどのものではないな」

 「えーここは名乗って決めないと」

 クリス、一子が同時良い

 「俺の愉快な仲間達だ!」

 「いやいやいや、俺と、だろ。お前のじゃないから」

 叫ぶキャップに突っ込む百代。

 「モロ、怪我はないか、大丈夫か?」

 「うん、大丈夫。なんか、いつもよりやさしいね…」

 おかしな感じの岳人とモロ…師岡卓也、小柄でパソコンや機械関係に強く、今現在女装している…達と。
 それをみて

 「素晴らしい友情だッ!」

 とGOOD10と書かれた看板を取り出す京。

 「お前ボーイズラブ的な所で喜んでるだろ」

 それに突っ込む百代。

 「元も大丈夫…というか、こっちが大丈夫か、これ?」

 「俺は問題ねーけど、こいつはまぁ…止め入れてないから平気だろう、つか大和これモロだけでいけたろ、何で俺までこの格好させた上、あんな演技させんだ!」

 「いや、姉さんと京がどうしてもっていうから、いいじゃないか似合ってるし」

 「嬉しくねーよっ?!」

 大和に食って掛かるショートカットの元と呼ばれた少女。
 その様子をみて、下着にむかれ、愕然とする男が

 「…特にやたら強い女達、なんなんだよお前達!」

 そう叫ぶと。

 「元気一番・努力大好き・川神一子!」

 「大和の正妻・あまり他人に話す口なし…椎名京」

 「騎士道精神最高!、クリスティアーネ・フリードリヒ」

 「け、剣を使います、後輩の黛由紀江ですっ」

 「3年の川神百代だ。武器は美少女らしく拳のみ」

 一子、京、クリス、まゆっち、百代がポーズをつけていいきり、そして一子が

 「5人揃って!、(サムライ)戦隊!!」

 そういった次の瞬間

 「川神レディース!!」

 と岳人、そして…

 「横槍入れるなコラァー!、いつまでも名乗れないだろ」

 「誰がレディースだっつーの!」

 ぼこられる岳人

 「うぐわっ、じょ、冗談だっつの、殴るなお前達」

 「武士の血を引く武士娘…川神で悪さするもんじゃねぇな」

 「まて、俺は男だ、一寸だけ訂正しろ」

 元が言うが聞こえている様子はなく、うずくまる男に

 「全員ひっくるめて、風間ファミリーだ。覚えておきな!」

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