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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ドッペルドッペルドッペルゲンガー
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「フフ・・・ウフフフ・・・あーっはっはっはっ! 上等だコラーーーー! 術式解除で消えないなら、ボコって還してやる!」

もういい。自分で召喚しておいてなんだけど、なのはを穢すお前は許さん。久々に“トロイメライ”を起動して、騎士甲冑を身に纏う。

「お、おいフライハイト。落ち着け、な?」

「そうだよシャルちゃん。ここはルシル君を呼んで――」

「ほう、妾のオリジナルとハンマー騎士はずいぶんと腰抜けじゃなぁ。まぁそれもよかろう。とっとと我が主を呼んでくるがよい。その弱々な逃げ腰をもっと見せてくれるのなら見逃したやろうぞ? おーっほっほっほ!」

「「・・・・」」

なのはとヴィータの纏う空気がガラリと変わった。そこで私は冷静になれた。だけど今度はなのはとヴィータを冷静にしないといけなくなった。

「レイジングハート・・・」

≪All right≫

「やるぞ、アイゼン・・・」

≪Jawohl≫

すっかり殺る気になってしまったなのはとヴィータ。もう駄目だ、止められない。こうなったら私も殺ってやる。

「ふむ、よかろう。相手をしてやろうぞ。麗塵愚破亜徒(レイジングハート)恵苦世璃怨(エクセリオン)!!」

デビルなのはもまた“レイジングハート”を呼び寄せた。でもそれはデバイスじゃなくて下位神器、現代じゃ規格外の代物だ。で、そんなデビルなのはが手にしたのは、「オリジナル以上の神々しさに目が眩むというものよ」真っ黒に染まって、何かのシミのようなものがこびり付いた三叉槍(トリアイナ)。しかも穂が分かれる部分にはドクロ(額に肉と書いてある)がある。神々しさのカケラもない。

「「「どこがっ!?」」」

だからつっこまずにはいられなかった。そして一度歯車が狂いだすと、それに続いてさらに繰り出す歯車もある。

「「ひゃっっほぉーーーい!」」

「うおっ!?」

チヴィータとタヌキはやてが裏切った。デビルなのはのところまで走り寄って、その後ろに控えた。だけどそれだけじゃ終わらない。

『あの! もう1人のあたし――」

『トッピロキー!』

『変なんですが!』

『ぼ、僕のも様子が変な――』

『ウニョラー!』

『わ――』

『エイヤハー!』

『うわっ! なん――』

『イィィーハー!』

『なんですけど!』

「「「・・・・」」」

あの子たちのも暴走気味のようだ。

「それではいこうかの。悪瀬流酒雨太亜(アクセルシューター)・・・狩兎人(シュート)!」

デビルなのはの攻撃(ターン)。アクセルシューターと言っておきながら、禍々しいフレイルのようなトゲ付き魔力弾。それがものすごい数で襲いかかってきた。

「スバル
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