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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ドッペルドッペルドッペルゲンガー
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†††
場所を移して、シャルから説明された。さっきのルシルもシャルも偽物だってことを。私となのはが朝から感じていた違和感の正体がそれだった。本物じゃなくて偽物。
「ホンっっっトごめん! 耐久性実験していたんだけど、まさかなのは達の前で首ポロリなんて想定外だったから!」
こっちもいろいろと想定外だよ、シャル。目の前でルシルの首ポロリだなんて。思わず泣いちゃったよ。
「それじゃフライハイトちゃん、本物のセインテスト君は今どこ?」
「・・・」
突然黙って私たちから視線を逸らすシャル。なに? シャルはルシルに何かしたの?
「え〜と・・・そのー、あはは! ルシルはちゃんと自室にいるよ? まぁ動けなくはしてあるけど・・・あはは・・・はは・・・」
「「「・・・はぁ」」」
もう溜息しか出ない。ルシルの扱いがホントに酷くて。それから寮のルシルの部屋に行くと、バインドで締めあげられたルシルが横たわっていた。
「――助かったよ、フェイト、なのは、シャマル。で、そこで土下座するシャル義姉さん。私に言わなければならないことが山より高く海より深く世界より広い程あるはずだが・・・?」
「くぅぅぅ、いくらなんでも重力使って強制土下座ってやり過ぎ・・・」
ミシミシと音を出しながら土下座しているシャル。けどそれも自業自得だから、少し可哀想でも助けない。
「まったく、無理やり私を黙らせる必要はないだろ? 話してくれればある程度の事は考えて、それから手伝う。まぁ出来る範囲内だが」
「あぅぅ・・・はい」
土下座ならぬ土下寝になりつつあるシャル。もう耐えられないみたいだ。
「・・・はぁ」
「っ!?」
急にシャルが跳ね上がった。もし今のが背筋測定されていたら世界記録が叩き出せそうだ。
「き、急に重力解かないでよ! 腰ポッキリいきそうだったじゃない!」
腰を押さえながら怒鳴るシャルに、ルシルは完全に無視を決めこんだ。この場の空気から、すぐにでもまずい方向に行ってしまいそう。それを阻止するために私が何か言おうと考えていると・・・
「えっとシャルちゃん、ルシル君。ひとつ聞いていいかな?」
「「ん?」」
「その・・・えっと、ルシル君の使い魔なんだけど、それってもしかしてスバル達のもいるの?」
右手を上げてなのはが尋ねたのは、ルシルの使い魔の中にスバル達がいるのかということ。ルシルの使い魔というのは、その人が持つ魔法や武器を複製した際に生まれるものだって昔聞いた。ルシルは私やなのはの魔法も使えるから、使い魔の中には私たちもいる。それも以前聞いた。
「どうなのルシル。スバル達の魔法って複製してあるの?」
「・・・まぁ一応は」
「そっか。う〜ん・・・よし。午
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