第八十七話 スフィンクスの問い掛けその一
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いに」
野党は政権に就く前の選挙では自分達が政権に就けばまさに薔薇色の未来がはじまると喧伝していた、マスコミもそれを大々的に喧伝した。
しかしだ、両親はその誇大妄想狂のごとき喧伝をだというのだ。
「そんな何でもかんでもよくなるものだ」
「それも急にね」
「そんなことを普通に言う奴は詐欺師だ」
「お父さんもお母さんもそう思ったからなのよ」
「あの政党には最初から票を入れなかった」
「そうしたのよ」
「ううん、全部が急によくなるってことはないんだ」
このことをだ、上城は噛み締めながら述べた。
「そうなんだね」
「そうだぞ、よく覚えておけよ」
「そんなことは有り得ないのよ」
あらゆることが一変してよくなることはというのだ。
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