暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスの世界にうまれて
眼鏡っ娘は何座の女?
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も緊迫感をまったく感じない。
泊まるのは結構ですが、ここで風呂に入るのは大胆過ぎです、山田先生。

「こうなることを予想しなかったんですか?」

「ごめんなさい。すぐに出るから」

いや、待ってください。
それはマズイですよ、マズ過ぎです。

「すぐには出ないで下さい」

「あっ、誤解しちゃたかな? 先生はそんな大胆なことはしませんよ。ベインズくんがいなくなってから出るから安心して下さい。先生の裸は見せてあげません」

それは良かった。
イギリスにいるブラコン姉の猛攻に耐えてきた俺ではあるが、さすがに姉の裸は見た事がない。
今ここで山田先生の裸を見ることにでもなれば鼻血を出す自信がある。
俺は今から出ますと山田先生に告げてから浴室を後にした。

山田先生が浴室から出てくるのを待つ間、俺は一夏の事を考えていた。
原作では下着ワイシャツ姿の生徒会長が上手いと有名なマッサージをしてくれと一夏に迫っていた。
生徒会長の格好を見た一夏にズボンを穿けと言われても、パンツじゃないから恥ずかしくないとか言っていたが、パンツに見える物はパンツだど一夏にツッコまれていた気がする。
その後、結局マッサージをするハメになった一夏は、悩ましげな格好をした生徒会長の身体に触れて鼻血程度で済んでいたが、それを読んだ俺は何て一夏は強靭な精神の持ち主なんだと感心したものだ。
生徒会長に下着ワイシャツ姿で誘惑されたら普通の男子ならば、目的を達成出来るか解らないにしても、据え膳食わぬはなんとやらで生徒会長に襲い掛かっているかもしれない。

「織斑くんがどうかしたんですか?」

俺の心の声が口から漏れ出て山田先生に聞こえていたらしい。
浴室を出てきた山田先生は寝間着代わりのスエットを身に纏っていた。
湯上がりということもあって肌は上気し、シャンプーの香りが漂ってくる。

「一夏が生徒会長に気に入られた様なんで、今頃どうしているかと思っただけです」

「更識さんにですか? 織斑くんは相変わらず女の子にモテモテですね。先生はベインズくんに下着ワイシャツで迫ったりはしませんよ? せいぜい寝ているベインズくんの耳元で何かを囁く位です」

それはあれか? 睡眠学習ってやつか? もしかして、あんな夢を見ちまったのは山田先生のせいかもしれんな。

数日後。
体調が回復した俺は授業が終わった放課後、山田先生と共に街へと出掛けていた。
言っておくが、断じてデートではない。
学園祭でうちのクラスの出し物であるご奉仕喫茶で使う物を買いに行くのである。
IS学園には出入りの業者があるのだろうが、それで必要な物すべてが揃うわけではない。
だか
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