暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第七一幕 「貴方を振り向かせたくて・中編」
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か。意地でも勝利を勝ち取って、一夏に私という存在を無視できないように刻み付けてくれる!!
「む・・・お前は確かトーナメントで谷本と組んでいた・・・マルルだったか?」
「
万
(
ワン
)
春々
(
チュンチュン
)
よ!はるると呼ばれてはいるけどマルルとかいうポ〇モンみたいな名前じゃない!!忌まわしき鈴音がここを快く思っていないという情報を得てすぐさま入団したのよ!!嫌がらせのためにね!!」
「お、応・・・何というか、陰湿なはずなのにそこまで言い切られるといっそ清々しいな・・・」
「ふむ、その神経の図太さ・・・評価に値する」
びしぃっ!と鈴に指を突きつけて不敵に笑うお団子ヘアー少女に、曲がったことが嫌いな箒も思わず苦笑いしてしまった。ラウラはラウラでずれた事を言っているが、そこで決して「馬鹿じゃないのか?」と言わないのが彼女たちの優しい所なのかもしれない。
「しかもまさかそっちから決闘を仕掛けてくるとはね!今日という今日こそは貴方を這いつくばらせ、私の栄光の代表候補生への道を閉ざしたことを後悔させてやるのだぁー!!うははははぁっ!!」
「ちなみに抽選で選ばれなかったらどうする気だったのだ?」
「真の決闘者は運と執念があれば引きたい数字を引けるのよッ!!!」
鈴が「だれだっけあいつ」と首を傾げているあたり完全に小物キャラではあるが、その驚異的な豪運は評価されるべきなのかもしれないと思う箒。そしてのほほんさんはというと・・・
「ほう、更識を支えるというあの布仏か。噂によると忍者に次ぐ戦闘力を持ち、死後の世界をその名の由来としたとまで言われる“MEIDO”の秘技を使えると聞き及んでいるぞ?」
「それ絶対ガセ情報だと思うなぁ〜・・・」
ラウラに絡まれていた。ちょっと面白かったので箒は敢えて訂正しなかったとか。
かくしてBHM団とベルとも会の決戦の幕が切って落とされた。
ベルとも会側全員の心に『BHM』って結局何なんだ?という巨大な疑問を残しながら・・・
そのころベルーナ本人は・・・
『あなたがベル坊の言っていた女狐ね!?おのれよくも私の手の届かぬところでベル坊を惑わしてぇぇッ!!どうせあれなんだろう!ベル坊が寝ている隙にこっそり抱きしめたりちょっとキスしてみたり写真を撮ってニヤニヤしたりしているんだろう!風に吹かれて寄りかかってきたベル坊の匂いをクンカクンカしたり食事で汚れたベル坊の口元を「しょうがない子ね」なんて笑いながらナプキンで拭ってあげたりしているんだろ!?こっそり間接キスしたりとか!!だめなんだぞ!ベル坊の世話は私の方が昔から焼いていたんだぞ!お風呂だって入れてあげたしベル坊の事で知らない事なんて無いんだぞ!それを、それをお前は!独り占めなんて絶対に許さないぞぉぉーーーッ!!』
『お、落ち
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