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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第七十幕 「貴方を振り向かせたくて・前編」
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と部室での会議を許可しているので実質的には部活動と言えなくもない。とはいえベルとも会の実行メンバーは選抜された十名以下なのでそこまで空間を圧迫せずにすんでいるが。

ちなみに、未だにベルとも会でベルーナと友達になれたメンバーはただの一人もいない。佐藤さんが一度話の場を設けられないかと交渉したが(※第四六幕後半参照)、ベルーナが会いたくないと頑なに拒否したため失敗に終わった。そも、ベルとも会のメンバーは数多くいながらもその目的が割れていたりする。
ベルーナに心奪われた人、むしろ実働会長を務める一夏とお近づきになろうとやってきた人、何となく退屈で参加した人、会員限定のベル君グッズ(非売品)目当てで入った人、IS学園で周囲との交友を深めたくて入っただけの人など意外と入会動機はばらけている。ベルとも会といえど一枚岩ではないのだ。

閑話休題。
実行メンバーは3人。固定人員の一夏と抽選で選ばれたメンバー2名の少数精鋭(時々のほほんも付いてくることがあり、その際は抽選枠が1つになる)だ。これは佐藤さんのお叱りと先生方の目を引きすぎないようにと絞った結果である。
本日はのほほんが参加しているので抽選枠は一つ。最近入会したばかりの子が選ばれた。


さて、彼らの事情説明はこの辺りでいいだろう。読者の皆さんはそろそろ佐藤さんの考えたやんごとねぇ作戦がなんなのか気になってきたと思うので無駄話は此処までにしておこう。
今日の彼らは「作戦ナンバー51、ベル君を食べ物の匂いで誘い出せ作戦」なる馬鹿丸出しな作戦を決行するために彼のいるであろう保健室へ向かっていた・・・が、その前に立ちふさがる影があった。

「あいや待たれよ(ヴァルテン)!」
「そろそろ来ると思っていたぞ・・・」

「お、お前たちは!・・・・・・いや、何やってんの?」

そこにはどことなく新撰組ちっくな法被(はっぴ)を着た鈴、箒、ラウラが立ち塞がっていたのだ。―――無論、その衣装を用意したのも佐藤さんである。

続く
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