暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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ねぇよ、セインテスト! スカートの中が見えるだろうが!」

「そんなの今さらだと思うぞ、ヴィータ。昔、騎士甲冑での戦闘の時は結構見え――」

「〜〜〜っ! この・・・どエロがっ!!」

「げふっ!」

「しまったぁぁぁっ! またやっちまった!」

†††Sideはやて⇒ルシリオン†††

「・・・あー、ここは・・・」

はやて(ヴィータ)の一撃で少し気を失ってしまっていたようだ。

(まったく、酷い目に遭った)

異性間で精神転換が起きるだけで、これほどの精神的ダメージとは。

『すまなかった、フェイト。許してくれ』

周囲を見渡し、気を失っていた時間が数秒であることが判った。とりあえず、未だに羞恥で顔を赤くするなのは(フェイト)に謝罪すると、『うん・・・』目を逸らされた。無理もないか。これは少し距離を置くべきだな。

『シャル。君からもフェイトに謝っておくこと、いいな?』

『・・・はぁ、了解』

さて。残るのはさっきから解決していない問題。トイレと風呂の行きたくなった場合だが・・・。

「風呂のことなら何とか出来る」

たとえ服を着ていたとしても可能な身体浄化。複製術式の中に確かあったはずだ。だからそう告げると、「ホントか、セインテスト!」とヴィータが駆け寄って来た。

「本当だからもう殴らないでくれ」

しばらくの間、はやてとヴィータに苦手意識が生まれかもしれない。それはともかく、まぁ、物は試しだと『我が手に携えしは確かなる幻想』そう詠唱をする。

「「「「「「「・・・・?」」」」」」」

「しまったぁぁぁぁぁ!! ヴィータの体で使えるわけがなかったぁぁぁぁ!!」

何も起きず、俺は頭を抱えた。ヴィータの体という、私の体との繋がりがない以上、“アルヴィト”にアクセス出来ない。シャルも転換が起きてフェイトの体に入っているし、これはかなりピンチかもしれない。

「どうすんだよ! セインテストにあたしの裸見られんの嫌だぞ!」

「リ、リインも、その・・・あの・・・ルシルさんの・・・あぅ」

はやて(ヴィータ)私の体(リイン)が紅潮する。というか私の紅潮って、あまり良いものじゃないな。正直凹む。他のメンバーはほぼ諦観状態。まぁそっちは同性間の転換犠牲者だから貞操の危機は無いだろうが、こっちは現在進行形で危機だ。

「あのさ、ヴィータ(ルシル)ルシル(リイン)に許可出して使わせればいいんじゃないの?」

「・・・もうそれしかない、か」

フェイト(シャル)からの提案。確かにそれしか方法はないだろう。だが正直気が乗らない。それはつまり、リインを魔術師(わたし)の秘奥へと案内することになる、ということだからだ。

「???」

|私
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