暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それは笑いじゃ済まされないエマージェンシー
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さて、ここ機動六課で精神転換事故が起きて早3日。今日までいろんな体験をさせてもろたわ。どうやら精神転換言うんは私らが寝とる間に起こるみたいや。
朝起きたら、昨日とはまた違う人の身体に入っとるって感じやね。そんな私もヴィータに始まり、スバル、そして今日はシグナムや。私はこれで良かった。まだマシな方や。そやけど、恐れとった事がついに起きてしもうた。

「ああああああ!!」

シグナムの体(わたし)の目の前で頭を抱えながらイっちゃってるんはヴィータ。もちろん中身は別の人。

「恐れていた事がぁぁぁぁーーーーッ!!」

恐れていた事。それは異性間での精神転換。昨日までは同性間での精神転換やったからそれほど深刻なものやなかった。そやけど、それも今日で終わりや。ルシル君がヴィータの体に入ってしもた。

「おいセインテスト! あたしの体に変なことしたらブッ血KILLからなっ!!」

私の体(ヴィータ)の口からぶっ血KILLって、物騒なセリフが飛び出た。けどなんやろ、違和感がないんがちょっと引くわぁ。

「ヴィータちゃん! はやてちゃんの体でそんな物騒なこと言わないでほしいです!」

「セインテストの外見と声で、んなこと言うじゃねぇよ! キモいだろうが!」

確かに。いくらルシル君でもリイン口調はキツイなぁ。

「頼むリイン! 口調を普段の私のようにしてくれ!」

「そんな急には無理ですー!」

「あああああああああ!」

ヴィータ(ルシル)君が哀れすぎる。シャルちゃん(シグナム)も同じ思いをした所為か、優しい眼差しでヴィータ(ルシル)君の肩を叩く。

「くそっ、こんな屈辱はいつ以来だ・・・orz」

屈辱ならそう昔でもないような気もするなぁ。

「あ〜あ、とうとうルシルも本当の女の子になっちゃたかぁ」

ロビーにぞろぞろ集まってくる入れ替わり組の1人、フェイト(シャル)ちゃんがそう感慨深く頷く。そして悲しいことに恒例となってしまったロビー会議も今日で第3回。

「つまりや。今回の入れ替わり犠牲者は、私、なのはちゃん、フェイトちゃん、シャルちゃん、ルシル君、シグナムにヴィータ、そしてリインやね」

数は減った。そやけど異性間転換が起きた。状況的にはどちらかと言えば悪化や。

「これはいよいよ危なくなってきたね」

リイン(なのは)ちゃんが深刻な表情で、右手を顎に当てながら呟いた。

「良かったぁ、ルシルが私の体にならなくて・・・」

なのは(フェイト)ちゃんがそれはもう安堵の表情で胸を撫で下ろしとる。確かに私の体にルシル君が来たら、恥ずかしさのあまりに亜光速でDEATHれる。

「さぁてと。フォワードの子たちが入れ替わってない以上は訓練できるけど、
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