暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それは笑いじゃ済まされないエマージェンシー
[7/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ェイッ!!」
(聞いちゃいない。というか私の顔と声でそんな変な叫びはやめてくれよ)
どうする。沈めるのは簡単だが、あれは私の体だ。これ以上の自傷行為など働きたくないしな。ならば・・・。
「はぁ、仕方ない。まずはお前のふざけた
幻想
(
もうそう
)
をぶち殺すっ!!」
この後、バインドと当て身で
私の体
(
ヴァイス
)
には気を失ってもらった。自分自身を相手にすることになるとは。本当に最悪だよ、まったく。
†††Sideルシリオン⇒フェイト†††
ティアナの姿をしたキャロから全て聞いた。精神の入れ替わり。何故こうなったかの原因は未だに不明。
「じゃあさっきのルシルはヴァイス陸曹で、エリオがルシルだったってこと・・・か」
「はい、そうなんです」
それならさっきの2人のやり取りも理解できる。よかった。エリオが反抗期じゃなくて。いつかは来るんだろうけど、心の準備がほしいよ。
「それでみんなはどうしてるの?」
「えっと、精神が入れ替わってもデスクワークには影響が出ないので、解決するまではデスクワークになっています」
「そっか。それじゃあ私も仕事しないと・・・」
それから六課を見て回ってみると、確かに違和感がある。本来その席に座る隊員が別の隊員になっていたり。
「あ、フェイトさん。おかえりなさい!」
ヴァイス陸曹の外見と声でエリオ口調。正直少し引いたりもした。でも私的に一番すごかったことは・・・
「あ、フェイトさん。おかえりなさいですー!」
「っ!!」
シグナムのリイン口調だ。
ティアナ
(
キャロ
)
から事前に聞いていたけど、これは・・・。だってあのシグナムが、あのシグナムが・・・可愛い口調・・・ニッコニコ、プフッ。
「どうしたですかー?」
円いトレイを胸に抱えてニコニコしながらお茶くみする
シグナム
(
リイン
)
。
「・・・な、なんでもないよ」
もうやめてリイン。それ以上はさすがの私でも声に出して笑ってしまいそう。
「別に笑ってもいいんだぞ、テスタロッサ」
いきなり背後から声をかけられた。
ティアナ
(
キャロ
)
の話だと、シグナムはなのはの体に入ってるということだ。案の定、私の背後に立つのは、なのは――の体に入ったシグナムだ。ぶすっとして、かなり不機嫌かつ疲れ切った顔をしている。普段のなのはと比べるまでもなく違和感がある。
「いえ、可笑しなことなんて何もないですよ、
なのは
(
シグナム
)
副隊長」
「ならば口元が笑みに歪んでいるのは何故だろうな?」
「あー・・・その・・・」
結局その日1日、恥じらう
なのは
(
シグナム
)
と、
シグナム
(
リイン
)
の可愛らしい行動に笑いを抑えるのに精いっぱいだった。
†††Sideフェイト⇒はやて
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ