暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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女子エリア(こっち)だけじゃなくて男子エリア(あっち)にも影響出てる」

頭を抱えて沈むキャロ(シャル)ちゃん。普段のキャロとのギャップで違和感を感じる。さっきのルシル君もそう。だぜ、とか違和感があり過ぎる。

「セインテストの身体にヴァイスってことは、セインテストは誰になってんだ?」

「えっと、それはやっぱりヴァイス陸曹じゃないんですか?」

「いや、それは違うな。我々も誰一人として対が合っていない。ならばセインテストもまたヴァイスではなく、別の男と入れ替わっている可能性が高い」

私の外見と声でシグナムさん口調。もう違和感しかない。まさかこんな自分を見る日が来るなんて・・・。

『突然すまない。そこにシャルは居ないか?』

私たちの前にモニターが展開された。そこに映っているのは・・・

「エリオ君・・・?」

『ティアナ?・・・じゃないな、中身はキャロか。やはりそっちも入れ替わりが起きているのか?』

どこか男らしいエリオだった。それにしても1発でキャロと見分けるなんてさすがとしか言いようがない。

「まあね。で、ルシルでいいのよね」

『そういう君は・・・シャルだな。ああ、身体はエリオだが、中身は間違いなく私だ』

腕を組んで溜息ひとつな大人っぽいエリオ(ルシル)君。だから「今日のエリオはなんかカッコいいね」入れ替わりが起きていないスバルがなんとも気楽なことを言っている。でも確かに少し背伸びしたと言うよりは、どこか大人な雰囲気を感じる。

『うおおおおおおい、なんじゃこれぇぇぇぇぇぇぇッ!?』

モニター越しからルシル君の声で、でもルシル君では有り得ない叫びが・・・。エリオ(ルシル)君の表情もどこか引き攣ってるし。嫌だなぁ、私もああいうのは。

『・・・まぁ、なんだ。少し話が必要か。2階共同ロビーで待っている。あと、そうだな・・・そっちで入れ替わりが起きている人数を調べてくれ。こっちも調査に入る。それとはやて・・・はどれだ?』

「あー、私や、エリオ(ルシル)君」

『ヴィータの身体ではやて、か。女子(そっち)は何とも面白い構図になっていそうだな』

「そんなことないですよー。こっちは本当に大変なんですー」

「「「「「「・・・・」」」」」」

『・・・プッ』

「みなさん、どうしたですかー?」

「もう喋るな、リイン!!」

あのシグナムさんの口からそれはもう可愛いらしい話し方が飛び出た。それを聞いた私の体(シグナム)さんの顔が真っ赤になってしまった。気持ちは、うん、解る。さすがに私も遠慮しておきたいから。リインが私の体に入って、リイン独特の間延びした口調で喋られたらかなり恥ずかしい。

「ぶはっ。あははははは! 有り得ねぇぇぇぇ!
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