暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
それは笑いじゃ済まされないエマージェンシー
[12/12]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
神転換の元凶・・・!」

みんなの体が微かに発光している。隊舎へと向かおうとしていたと思う他の隊員たちも倒れ伏して、発光している。

「寝ている間に起こる精神転換・・・。このオルゴールの音色によって眠らされて、その上で精神転換が行われる、ということか」

現状起きているのは私ただ1人。なら、私がこの状況を打破するしかない。

「よしっ、やりますかっ!」

今気付いたけど、体はいつの間にかルシルのものになっている。これなら契約してる私ならルシルの魔術や複製関連が扱えるはず。

「・・・よし、使える」

魔力と魔術が使用できるか試して、使用できることを確認した。というかルシルの魔術ってどれも複雑すぎだった。

(よくあんなデタラメな術式を扱えるなぁ)

そのままオルゴールの音色のする方へと全力疾走。

「ここって、なのは達の部屋・・・だよね」

辿り着いたのは、なのはとフェイトとヴィヴィオの部屋だった。音色は間違いなく室内から。

「お邪魔しま〜すっと。・・・ヴィヴィオ・・・?」

ヴィヴィオがいない。アイナさんやザフィーラとどこか行ってるのかな。そういえばいつの間にやら時間は9時半を過ぎてる。本来なら私たちも隊舎で仕事をしている時間だ。

(今日も大遅刻ってわけねぇ)

鈍くなり始めた音色。部屋の中を探して、そして見つけた。

「・・・これが元凶のオルゴールか」

音色がすでに止んでいる、見た目は普通のオルゴール。けどこのオルゴールからは妙な力を感じる。

「この感じは・・・・うん、ジュエルシードとかレリックみたいな・・・。そう、ロストロギア系の・・・」

ロストロギア。古のテクノロジーの総称。もしこのオルゴールがロストロギアなら、こんなふざけた現象も納得・・・出来るような出来ないような。

「まぁ、いいや。とっとと封印させてもらおう」

魔力を右手に集中させて翳す。そして・・・

「っ!?」

封印と同時に意識が飛んだ。次に目を覚ました時、また本の山に生き埋め状態。でも元の体に戻っているのは間違いなかった。それにみんなも元に戻ったし、めでたしめでたし。とはいかない。あのオルゴールは、なのはとヴィヴィオが買い物先で見つけた骨董品店で買った物ということだ。
そして後日、その骨董店に調査員が行ったけど、そんな店は無かったということ。

「例の骨董品店があったっていうその区画って、出るんだって」

「何が?」

「決まってるじゃない。ゆうれ〜い」

「・・・って、こんなオチでいいの!?」

――さぁ?――

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ