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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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洗面所へと歩いて行った。というか、はやては寝惚けているんだろうか。普通、声とか視点の低さで気付くと思うんだけど。

(とは言っても、私も鏡見るまで気付かなかったわけだけど・・・)

いや、そんなことより早く私の体(キャロ)と会わないと。連続ノックを再開したところで、「なんやこれぇーーッ!」そんな悲鳴が。どうやら鏡を見たことで、はやてもやっと気付いたみたい。それにしてもすごい声量だったなぁ。よくあんな大きい声が出せるものだ。まあどうでもいいや。今は私の方が最優先。

「うっせぇぞぉ・・・」

「ちょっ・・・!」

いきなり扉が開いた。私の右拳は扉をノック(威力強)中。もちろん現在進行形。そんな時にいきなり扉が開くと、振り下ろされた右拳はどうなるか。それは当然・・・

「げふっ!?」

「ぎゃああああ!! 私ぃぃぃぃーーーー!」

思いっ切り私の腹部に入ることに。

「◇¥☆Ψ♂※§?????」

お腹を押さえながら崩れ落ちる私の体。最悪だ。まさか私が私自身を落とす日が来るなんて。

「ちょっとキャロ!? うわぁ、大丈夫!?」

体は私なのに、こんな・・・。っく、何かいろいろと悲しくなってくる。私の体(キャロ)を揺すりながら何度も名前を呼ぶ。

「どうなっとるんやこれぇぇぇッ!」

ヴィータ(はやて)が叫びながら私の体(キャロ)のところへとやって来て、そのまま体を揺すり始める。ちょい待ち。なんだか私が犯人にされているっぽい。そりゃいろいろとやってきたけど、さすがに今回は私じゃない。自分にまで被害及ぶことは絶対にしない。

「ちょっとはやて! 入れ替わりは私の所為じゃないって!」

「は!? なんでキャロが!?」

「私、シャルロッテ・・・」

一度私の体(キャロ)を指差して、キャロの体(わたし)に指を差す。するとはやては目を点にして、「・・・キャロ・・・やのうて?」冷静とは少し違う落ち着きを取り戻した。

「うん。キャロの身体だけど、中身はシャルロッテです」

「「・・・」」

「痛ってー・・・」

2人して呆然としていると、私の体(キャロ)が目を覚ましたから、「大丈夫、キャロ? ごめんね」自分で落としておきながら謝る。

「あ? 何おかしなこと言ってんだ? キャロってお前のことだろ。つうかお前何か小さくなってねぇか?」

私の体に入っているのは明らかにキャロじゃない。それにこの口調、そういえばさっきも「うっせぇぞぉ」って、これはどう考えても・・・

「ヴィータ・・・?」

「あ? キャロ、上官にそれは・・・っておい! なんであたしがいるんだ!?」

今さら私の隣に居るヴィータ(はやて)に気付く私の体(ヴィータ)。ヴィータは|自分の身体《
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