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海上隔離施設の乙女(笑)たち 〜Leviathan’s diary〜
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ちは解る。ウェンディに向けられる他の姉妹の視線も冷たい。ルーテシアは口元を押さえているし、アギトはルーテシアの背中を擦っている。

――ええっ!? 面白くなかったっスか!?――

――気持ち悪いだけだぁぁぁぁぁぁっ!!――

――ウェンディ姉様、最悪です――

大顰蹙。

――おかしいっスね〜。あ、じゃあもうひとつ面白い話があるっスよ!――

――もう黙ってろ!!――

海上隔離施設は、今日も平和です。


――○月×日 晴れ

今日のページにもお題が書いてあるのに気づく。

――お題:話し方の改善(出来るだけ間を開けないように)by C.F――

わたしに対してのお題のようだ。

――どうしたのレヴィ?――

「ルーテシア・・・えっと・・・」

そうか。この間を無くすことが今回のお題なんだ。でも、気づいたらこの話し方だった。それを今さら直すなんて、少し面倒くさい。

――話し方の改善・・・?――

――C.F・・・? 誰か知らねぇけどレヴィに何させるつもりだよ――

ルーテシアとアギトが、わたしは2人に掲げて見せた日記帳の端を見て、声を出して読んだ。
わたしはそれに頷いて応えた。

――やっぱり・・・聞き取りにくい・・・?――

――そんなことない――

――あたしも今のままで良いと思うぞ――

――でも・・・――

うん、やっぱり直そう。これからをこの世界で生きるなら、甘えは許されない。それで、どのようにして直そうかと姉妹に相談した。

――レヴィお嬢様は別にそれで良いと思うっスよ?――

――どうかしたんですか?――

まずはウェンディとセインに相談した。話し方の改善が必要になったと告げて、どうすればいいか訊いた。ウェンディは現状で良いとのことだ。

――う〜ん、すぐに直せるものじゃないんですよね? だったら時間をかけてゆっくりと直していくしかないと・・・――

セインはゆっくり時間をかけて、っと。

――そうですね・・・早口言葉、はどうでしょうか? あれは滑舌を良くするのに良い方法だと思いますが――

――そうだな。私もオットーの意見に賛成だ――

今度は、集まっていたチンク、オットー、ディードの3人に尋ねてみた。早口言葉。聞いたことはあるけど、具体的なものは知らないみたいだった。

――レヴィお嬢様。ここには読書室もありますから、そこで御調べになるのがよろしいかと――

――うん・・・ありがとう・・・ディード。チンクと・・・オットーも・・・ありがとう――

やっぱりあの3人は頼りになる。ウェンディとセインもわたしのことを思ってのことだろうけど、やっぱり早い内に直したい。
それから読書室に向かって、ルーテシアとア
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