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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第286話】
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ノ之が俺に振り向き――。
「……何故有坂は分かるのだ? まるで自分も【マニュアル操作】を行ってるような言い草だ……」
「ん? ……何となく、そうかなーって思っただけ」
そう言って視線を再度空中に居る二人に移す――と、楯無さんが。
「ヒルト君ってば、こんな時に嘘をついちゃうなんて悪い子ね? ……君も、マニュアルで機体制御行ってるじゃない」
「「……!?」」
そんな楯無さんの言葉に、驚きの表情を見せた一夏と篠ノ之に対し、セシリア達代表候補生は――。
「やはりそうでしたか……。 前々から薄々そうなのではと……思っていましたのよ?」
そう俺を覗き込むように見るセシリア――鈴音も。
「まあ、ヒルトの動きを見てたら分かるよね。 マニュアルとオートじゃ、動きが全然違うし」
鈴音も分かってた様で、驚いてはいない様だった。
「私は直ぐに気付いたぞ? ……その、ヒルトと初めて対峙した時の動きで……な」
当時の事を思い出したのか、罰の悪い顔をするラウラに――。
「……もう怒っていませんから、そんな顔をなさらないでくださいな、ラウラさん?」
「そうよ? あんた……ちゃんと謝ってくれたんだし、アタシなんか寝たら忘れちゃったんだから」
互いに笑顔でラウラを見ると、恥ずかしそうに俯き、小さくラウラは頷く。
「うふふ。 流石は各国代表候補生ね? 仲良き事は美しきかなってね♪ ……じゃあ、いつからヒルト君がマニュアル操作を行ってたと思う?」
そんな唐突な質問に、セシリア達は――。
「え……と……。 六月ぐらいからかしら?」
「……アタシもそう思った。 ヒルトはそれまで空飛べなかったし」
「私もそう思うが……ヒルト、いつからだ?」
互いが六月と言ってるが……流石に自分でこれを言うのも嫌だと思う。
アピールしてるみたいで。
「……まあいつでもいいじゃん」
「うふふ。 ヒルト君は誤魔化してばかり。 ……セシリアちゃん、クラス代表決定戦はまだ覚えてるかな?」
「え、えぇ。 勿論ですわ。 あの頃はヒルトさんや皆様に無礼な事を沢山言ったりしましたから……」
そう言って困ったように眉を下げるセシリアに、一夏が――。
「ん? 俺は初耳だぞ、セシリア?」
「……あの頃はまだ貴方は転入してないじゃありませんか」
「あ、そっか。 成る程成る程」
ぽんっと手を叩く一夏だが、やはり鳥頭なのだろうか?
「あの……それが何か関係があるのかしら……?」
「もちろん。 セシリアちゃんとクラス代表決定戦の時には既にヒルト君はマニュアル
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