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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第45話 バカンス(前編)
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ももし、本当にピンチで助けてほしい時は貴方達が頼りです。だから俺達の事も信じてもらえませんか?」
「………だがそれは裏を返せばやはり私達に隠し事があると言う事だな?」
「そりゃあ俺も含めて皆隠し事の1つや2つありますよ。特に俺はまだメンバーに内緒にしている事だってある」
「それは………いや、お前の言う通りだな」
「だけどそれでもやっぱり俺達がいざと言う時に頼りにするのは隊長、副隊長の2人なんです。だからいざと言う時は迷惑をかけると思いますが、助けて下さい」

いつものふざけた様子もなく、真面目な顔で小さく頭を下げたエローシュ。

「………分かった。しかしその形で真面目に言われても雰囲気がな………」
「こうしたのはシグナム副隊長でしょ!?そう思うならいい加減出してくださいよ!!」
「分かった。取り敢えず脱水症状にならないようにペットボトルとストローは用意しておく」
「今日ずっとこのままですか俺!?」

そんなエローシュの言葉をスルーし、飲み物とストローを準備したシグナムは海の方へと向かって行ったのだった………

















「わああああ………!!」

エメラルドブルーの海。沖縄の海も潜ったがそれ以上の美しさがこの海にはあった。

「凄いですね!!本当に空を飛んでいる様に海を移動できます!!」

そう言いながら星は人魚の様にスイスイ泳いでいた。いや、飛んでいると言ったほうが語弊が無いのかもしれない。

「レイ、もう深海へと下りていくか?」
「取り敢えず深い所まで移動だな。100m位進めば水深の深い場所にも行ける様になるだろう」
「ようし!!だったら競争しよ!!」
「ライ、せっかくですし、競争よりも周りの景色を楽しんで行きましょう」
「そうだぞ。せっかく4人で海中デートしているのだ、スポーツをしに来た訳では無いのだぞ?」
「………ええっ」

俺もどちらかと言えば星と夜美と同意見である。………だけど空を飛んでいる様に泳げる状態で競争も面白そうだ。

「じゃあ帰りは競争するか。かなりのスピードで海の中を進むのも面白いかもしれないぞ?」
「本当!?」
「そうですね………帰りでしたら私も良いです」
「我も構わない」
「じゃあ決定ね!!」

そう嬉しそうに答えるライ。

「さて、それじゃあのんびり進むか」

そして俺達は本格的に海中デートを始めたのだった………

















海中を進む俺達。やはり陸から離れていくと不安な気持ちも出てくる。まだ海底が見えた浅瀬は周りの景色に感動していたが、徐々に深くなっていくとやはり底は暗く見えなくなってくる。それはまるで暗黒の中。降りていけば一生出られ
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