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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第45話 バカンス(前編)
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んだ!!そんな事したら………」
「バルトさん!!!ちょっとこっちに来てもらって良いですか!!?」
大声で呼ばれたバルトは嫌な顔した後、降りたはやてを睨みつけた。
「じゃあ私はお暇させてもらうわ」
「この野郎………散々かき回しやがって………!!」
「バルトさん!!!」
「覚えてろよ?」
「どうやろな?」
そう言って逃げるはやてを睨みながらバルトは渋々なのはの元へ向かうのであった………
「あの………シグナム副隊長?脱水症状になるかもなんですけど………?」
「………」
「………あの、無視しないでくださいます?」
「死にたくなければ逃げれば良いだろ?」
「この状況でですか!?」
そう叫ぶエローシュは現在首だけ出た状態で砂の中に埋められていた。
夏の日差しと砂のサウナ。汗がダラダラと流れる中、エローシュは一生懸命シグナムに助けを懇願していた。
そんな中シグナムはビーチチェアで横になっていた。
「本当に倒れますって!!」
「その時はシャマルの厄介になればいいだろう」
「シャマルさんに申し訳ないですって!!」
「大丈夫だ、本人も脱水症状になったら直ぐに処置をするから呼んでと」
「何と言う事だ………」
因みにエローシュは寝た状態で埋められたのではなく、本当に下に掘られた穴に入れられ、首だけ出る様に埋められたので出ようにも出れない。
「畜生、目の前に海と水着が待っているのに………」
「なら取引しようか?」
「取引ですか?」
「ああ、お前達が密かに行っている事を教えてくれたら出してやろう」
そうシグナムに言われ、エローシュは無言になった。
「どうだ?」
「どうだ?と言われても言ってる事がよく分かりませんが?」
「前の帰りが遅くなった件、それに関係ある事で私達に秘密にしている事があるだろ?それを教えてくれればいい」
「そう言われても前言ったように学校で友達と………」
「何時も一緒のお前達がキャロとルーテシアを置いて3人で遊んだとは到底思えないがどうなのだ?」
「それはたまたま学校に残った際、そういう流れになって………」
「いつもおちゃらけている様に見せているお前だが、そんな理由で訓練をサボったりするような奴では無いのは私もよく分かっている。………心配なのだ、テスタロッサも私もお前達が危険な事に首を突っ込んでいるのでは無いのかと………」
不安そうな顔でそう答えるシグナム。
(全く、あなたにそんな顔は似合わないんだけどな………)
そんな事を思いながらエローシュは小さく笑みを溢した。
「シグナム副隊長。俺も自分の実力は分かってますし、部隊のみんなの実力も把握しています。………それで
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