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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第45話 バカンス(前編)
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ゃー!!ヴィヴィオちゃん、私にくっつけないで!!」

波打ち際でヒトデを持ったヴィヴィオがなのはを追いかけていた。

「全く………ヴィヴィオの奴はお淑やかさのかけらもねえな………」

ビーチパラソルの日陰で寝そべりながら2人の様子を見ていたバルトはそうぼやいた。

「そりゃあ父親がこんなんやからな」

そんなバルトに声を掛ける人物が1人。

「何の用だ?はやて」
「別に特に用はあらへんよ。ただ2人と遊ばない怠け者の父親の顔を見ておこうと思っただけや」

そんな皮肉染みた言葉を流し、はやてを黙って見るバルト。
はやてはアロハ柄の水着の上にパーカーを着ていた。ただし暑いためファスナーは止めていなかったので羽織った様な形である。

「な、なんやジロジロと………」
「お前着痩せするタイプだったんだな………脱いでみると中々スタイルいいじゃねえか………」
「ありがとさん。せやけどそこまで凝視されると流石に照れるわ………」

そう言いながらバルトの隣に座るはやて。

「飲むか?」
「ありがと。………ぷはぁ〜生き返った………」

ペットボトルのスポーツドリンクを飲み一息つくはやて。

「撮影は順調か?」
「もう十分撮ったと思うで。だけどなのはちゃんの写真が少ないって撮影してた人がぼやいてたで?」
「そうか?何でだろうな?」

そんななのはとヴィヴィオを見ながら答えたバルトをはやてはニヤつきながた再び口を開いた。

「誰かさんが怖い顔でカメラマンさん達を睨んでたからやと思うんだけど?」
「ほぅ………で、それが誰だと思ってるんだはやては?」
「ふふふ………さあ、誰やろうな?」

ニヤついて笑いがながバルトを下から眺めるはやて。

「ちっ、もうこの話は終わりだ。お前がこっちに来たって事は撮影はもういいんだろ?」
「そうやな。一緒に混ざって際どいアングルを撮っていたエローシュ君も成敗されたし、後は各自、自由時間や」
「じゃあ他人をからかってないでお前も少しはのんびりしてろ。たまにリラックスしてないとなのはやフェイト達よりも早く老けるぞ?」
「余計なお世話や。言われんでものんびりさせてもらうよ」
「そうしとけ………さて、俺もそろそろなのはの所に行くか。アイツ何を勘違いしてるのかこっちを睨んでるしな」

そう言われて、なのはの方を見たはやて。

「うわ………分かりやすいななのはちゃん………」

明らかにこっちを疑っている様に見えるなのはにはやては苦笑いしながらそう呟いた。

「そう言う事だ。お前もさっさと………うおっ!?」

立ち上がろうとしたバルトの背中に人の重みが乗っかり一瞬倒れそうになったがそのまま立ち上がった。

「おおっ、高い高い!!」
「おい!!お前何考えてる
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