アフター2 文化祭準備1
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きまでの露骨なのと比べればね……」
不承不承ながら、男子たちは翔子の案を辛うじて認める。
――女子たちは静かに、しかし心を一つにして、胸の内でガッツポーズをとっていた。
『す、すごいわ……男子に、認めさせた……』
『初めに無理難題を提示して、あとになって真に通したい意見を代案として出す……。心理学を応用した、高度な戦術なのでは……』
「まだ案はあるわよ。その十五! 男の子たちと野球拳バト――」
「シャラーップ!!」
「いい加減にしろー!」
「もう死ねー!!」
『あ、天然か』
――こんな感じで、翔子の出した案の九割は議論するまでもないような破廉恥な内容だったのだけれど、結果的に残りの一割くらいが採用。
混乱した教室内の雰囲気と、白熱したノリ、それから女子の下心もちょっぴり絡みつつ、“コスプレ喫茶”の具体的な内容が決まっていったのだった……。
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