暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
お得感の足りないシリアスセット(Sサイズ)
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ロッテ⇒ルシリオン†††

「よっし!!」

シャルがガッツポーズしつつ、さらにコインを追加。そして私の腕にもぬいぐるみがさらに1つが追加された。シャルに手を引かれて辿り着いたのはゲームセンターだった。シャルはそのままゲームセンターへと入り、真っ先に向かった先はクレーンゲーム。百発百中の腕前で、次々と箱の中のぬいぐるみを獲っていく。いろいろとツッコミたいが、あんな楽しそうにしているのなら邪魔するのは邪推だろう。

「なぁ、シャル。一体これほどのぬいぐるみをどうするつもりだ?」

いつかこの世界を去る私たち。自分のために獲るならあまり意味はない。さらに獲ったぬいぐるみを抱えながらこちらに振り返り、「ん? んんー・・・誰かへのプレゼント?」思案顔になりながらそう答えた。

「疑問形って・・・」

「一応考えてるよ。・・・どこの世界にも恵まれない子供っている。でね、これは特別保護施設の子たちに贈ろうかなって思ってるんだ」

特別保護施設。希少能力や特別な魔力を持ち、その所為で事件に巻き込まれた子供達を保護する施設だ。かつてはエリオもそこで過ごしていたそうだ。

「そう・・・か。よし、なら私も手伝おう」

私も隣のクレーンゲームをレッツプレイ。

「ふふん、じゃあルシル、どっちが先に空にするか競争ね。あ、そうだ。ねぇ、今日1日何かの勝負をして、負けた方がお金を出す。どう?」

「乗った」

ぬいぐるみを店員からもらった袋に詰めて、“英知の書庫アルヴィト”の“蔵”へとしまい、バトルスタート。

†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††

「あー楽しかった! 私の勝ちだから、そうね・・・・うん、まずお昼はルシル持ちね♪」

「くっそー、あの時ミスしなければ勝てていたのに・・・!」

ネクタイを弛めながら随分と悔しがるルシル。ああいう遊びはあまり好きじゃないと思っていたけど、なんだ、ルシルもまだまだ子供じゃん。

「はぁ・・・。にしてもあの店の店員、最後は泣いていたな」

「あー、ちょっと悪いことしたかもね〜」

4台も空にされては泣きたくもなるか。う〜ん、やりすぎた。もしかしたらあそこのブラックリストに載せられてしまうかも。でも他のゲームでお金を使ったんだから、それで許してほしい。
それからルシルの奢りでランチして、次はレヴィヤタンに会いに行くことにした。レヴィヤタンは今、ルーテシアや戦闘機人たちと一緒に海上隔離施設にいる。ルーテシアと契約を結んだため、ルーテシアの傍を離れられなくなってしまったからだ。まぁそれを望んだのはレヴィヤタンだし、あの子自身もそれを受け入れている。

「さてと、次は海上隔離施設までの交通費なわけだけど・・・」

勝負するためのお題を周囲を見て探すけど、そん
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