9部分:9:立場と弾丸
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
9:立場と弾丸
はやてから誘われた日の夜、偶にはという事で高町家で夕食をご馳走になり、その後なのはが何か用事があるというので、引っ張ってこられた。
やはり、眠かったからといって、「そっちに全部任せる、あとよろしくっ」、は通用しなかったようだ…今から転送するから、アースラのトップの人とも話合って、どうするかちゃんと決めてくれ、との事だ。
「話は判ったけど、クロノがトップじゃなかったのか?」
「違うよリンディさんって言う、クロノ君のお母さんが艦長さん、この間は色々いそがしかったみたい」
「ふーん、クロノの母さんってことは、俺の母さんとかと同年代かね」
「あ、それなんだけど、クロノ君て、14歳なんだよ」
「……え、マジで、なんか俺クロノに親近感が沸いてきたよ」
「にゃはは、よしくん、背きにしてるもんね」
「なのはじゃなかったら、一発いっとくか?ってコースだったな、うん」
「あわわ、ごめんごめん、さっき念話で連絡したから、もう直ぐ連絡くるよ」
「念話?何それ?」
「あれ、したことないっけ…えーとね、(よしくん、きこえる?)」
「うぉっl、頭に声が」
「(これが念話、魔導師なら、誰でもできるはずだっていってたよ)」
「なぬ…どうやるんだ」
「(相手を思い浮かべて、心の中で念じるか…緊急時とかは、誰でもいいからー、って考えると聞こえる範囲の人には聞こえるって)」
「ほうほう、えーっと…(なのはーきこえるか、こうか?)」
「(そうそう、聞こえてるよ、これで授業中でもお話とかできるよ)」
「(なるほど、便利ではあるな、ウィンドウが出るのは話しやすいけど、誰かに見られると、まずいんだろうし)」
「(そそ、だから近くに人がいる時はこれでね)」
「(了解、しかし、そうするとこれ、結構遠くまで届くんだな)」
「(そうだね、あ、そろそろ転移させるけど良いかって)」
「(ん、あぁ、そっちに連絡がきたのか、こっちはオッケーだ)」
「(うん…じゃぁ、クロノ君おねがい)」
そして、室内が光に一瞬包まれて。
次の瞬間には、アースラの転送ポートに出現する。
「いらっしゃい、なのはちゃんと、八坂良彦君よね?」
出てきて直ぐにかかった声は聞き覚えが無い女性の声で、緑の長い髪の毛を、後頭部でくくっている、若い女性…額になんか文様がある。
「あ、はい、八坂良彦です」
慌てて、一礼。
「ご丁寧にどうも、私はリンディ・ハラオウン提督です、このアースラの艦長をしています」
そういうリンディの後には、なぜか困った顔のクロノが立っていて、肩を落としている、何かあった
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ