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中二病が主人公になったら?
第17話
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じくキレのある動きで再現し、カカシの言葉に応えた。

「ハハハ・・・ホラ、引いた。
(でも、ナルトが引かなかったのは意外だったな。)」

少しおちゃらけた感じでカカシは言うが、ナルト以外の2人は先程のカカシの言葉で既に放心状態に近かった。

「あー、ということは・・・アレですか。
卒業試験は前座だったんだってば?」
「まあ、そういう事だ。
あれは、下忍になる可能性のある者を選抜するだけ。」
「「「マジかぁ・・・。」」」

落胆する2人は素直に述べ、ナルトは何となく空気を読んで上手く2人の言葉にハモらせた。

「とにかく、明日は演習場でお前らの合否を判断する。
忍び道具を一式持って来い。
それと、朝メシは抜いて来い・・・・・・吐くぞ!」
「吐くって!?そんなにキツイの!?」
「まあ、詳しいことはプリントに書いといたから、明日遅れて来ないよーに!」

3人とも緊張した面持ちでプリントを受け取り、その日は帰路に着いた。

ちなみに、ナルトが緊張した面持ちだった理由は、

"カカシ先生の例の『アノ技』を突き指させない程度にどう防御しようか・・・。"

・・・ワリとくだらない事で悩んでいるだけであった。
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