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中二病が主人公になったら?
第17話
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そして、促されるまま何の警戒も無しに教室に入って行ったカカシは、

『バフッ!』

・・・ドアに挟む形でセッティングしてあった黒板消しトラップに見事に引っ掛かり、頭と肩が粉塗れになった。
しかも、わざわざ赤いチョークで紺色の布の部分を塗りつぶしてあったで、銀髪に対して粉の掛かっている部分が非常に分かりやすくなっていた。

「んーーー・・・何て言うのかな・・・
お前らの第一印象はぁ・・・・・・嫌いだ!!」



「まさか、連帯責任になるとは・・・orz」

とりあえず第7班のメンバーは、カカシの命令により屋上に移動させられた。
ちなみに、黒板消しトラップを仕掛けたのはサクラであったが、赤く塗りつぶしたのはナルトであった。
しかし、塗りつぶした目的は『イルカ先生を困らせること』であったため、まさか標的がすり替わってしまうとは思いも寄らないことであった。

それはさて置き、屋上に集まったメンバーはとりあえず適当に座れる場所に座った。

「そうだな・・・まずは自己紹介をして貰おう。」
「・・・どんなこと言えばいいの?」
「・・・そりゃあ、好きなもの、嫌いなもの・・・
将来の夢とか、趣味とか・・・ま!そんなのだ。」
「じゃあ、とりあえず見本ってことで先生からオナシャス!」
「そうね・・・見た目、ちょっと怪しいし・・・」

"それはちょっと酷いんじゃないの?"とかナルトは思うが、別にカカシは気にしてないようだった。

「あ・・・・・オレか?
オレは『はたけカカシ』って名前だ。
好き嫌いをお前らに教える気はない!
将来の夢・・・って言われてもなぁ・・・
ま!趣味は色々だ・・・・・・。」

「ねェ・・・結局分かったの・・・名前だけじゃない・・・?」
とかサクラが呟いているが、カカシはあえて聞こえないフリをしてそのまま司会を続けた。

「じゃ、次はお前らだ。右から順に・・・。」

と言って、カカシはナルトの方に目を向けた。

「んじゃ、オレからか・・・。
オレの名前は『うずまきナルト』!
好きなものは・・・まあ、一楽のラーメンってことにしといて。
嫌いなものは・・・いや、思い出したくないからいいや。
んで、将来の夢はァ・・・ダメだ、これ言っちゃイケないヤツじゃん。
まぁでも、みんなに認められるような火影には成りたいとは思っているよ・・・。」

最後の一言を言ったときのナルトは、何処か遠くを見るような、そして悲しそうな目をしていた。

"なかなか面白い成長をしたな、こいつ・・・
でも、こんな12、3の子供がそんな目をするなんて・・・"

カカシもナルトの境遇を想像してか、少し可哀想だと思っていたりする。

「・・・それじゃ、次!」
「・・・名は『うちはサスケ』。
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