第七話 幼なじみ、昔なじみ
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に分からないんだ。
考えが堂々巡りしてるな、
考えても分からない、分かるときが来るだろうか。
もっと勉強しないと。
振り返り、お堂を出る。
ふと、倉庫の方を見た。
屋根の上に・・・
屋根の上には・・・白い狐がいた。
「あっ!」
思わず大声がでてしまった。
それにびっくりしたのか、
狐はひょんと飛んで倉庫の向こう側に行ってしまった。
「ちょ、ちょっと待って!」
狐を追いかけ、倉庫の裏手に走る。
そこには何もいなかった。
ただ、林があるだけで。
いない、そんな。
・・・あの日見た狐だ。
あの時、助けてくれた・・・。
あの狐は何か知ってるかも知れない。
あの日のこと、ふしみ一族のこと・・・・
コーン、
遠くに狐の鳴く声が響いた。
だが、強く吹く風にその音は掻き消されていった。
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