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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
大切なもの
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る途中・・・
「あ、ルシルパパだ!」
寮へと続く道の途中、こちらに歩いて来るルシルの姿を見つけた。ヴィヴィオがルシルに一番早く気付いて、「ルシルパパー♪」って名前を呼びながら駆けて行って、「おかえり〜♪」飛びついた。
「ただいま、ヴィヴィオ。ん? フェイトとなのはも、ただいま」
「おかえり、ルシル君」
「うん。おかえり、ルシル」
ヴィヴィオを抱き上げたルシル。そんなルシルと挨拶を交わして、寮へ帰る道すがらなのはがさっきまでの話をルシルにした。するとルシルは何か呆れたような、でもどこか嬉しそうな笑みを浮かべた。
「そうか。・・・よし。フェイト、少し見せてみろ」
私は頷いて、左手をルシルに差し出す。ルシルは抱っこしていたヴィヴィオを下ろして、「あ・・・!」そっと私の左手を挟むようにして両手を重ねてきた。いきなりの事で驚いたけど、その大きな手に覆われた私の左手から伝わってくる熱にドキドキする。なんとなくなのはを見たら、なのははニヤニヤしながら私とルシルを見てた。
「「「っ!?」」」
いきなりの蒼い光。
「さあ、これでもう大丈夫だ」
私の左手が解放される。もう少しああしていたかったかも。
「フェイト、指環が取れるか見てくれ」
「あ、うん。・・・え? 簡単に取れた・・・!」
「ホントだ。ルシル君、今何したの・・・?」
「ん?
指環
(
それ
)
は私の魔力と、まぁ他にもちょっとした材料で創ったものだから、私の魔力を通せばサイズ変更くらいは出来る」
「「へぇ〜」」
昔から解っていたことで、ルシルは何でもありということだった。うん、だからもう何があっても驚かないよ。
「おーい、フェイトーーーー!」
隊舎から私を呼びながらシャルが駆け寄ってきて・・・
「いけないなぁ、シャル。お嬢様が抜けているぞ?」
「ル、ルシル・・・!」
ルシルを見た瞬間、警戒心丸出しになった。
「おいおい、男性に対してはご主人様、と言うのが決まりだったはずだが・・・?」
「むぅぅぅ・・・・ご・・・人さ・・・」
「聞こえない」
まずいよ、ルシル。
「ごしゅ・・・ま」
「散々酔っぱらって迷惑をかけて、その罰がこの程度で済んだ事、感謝してほしいな」
ブチブチッ
「ご主人様・・・お、おかえりなさいませ・・・」
「・・・フッ」
プッツン
あ、キレた。
「今鼻で笑ったなぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
「うおおおおおお・・・!?」
ルシルが襲われ始めた。
「もうやってられるかーーーーーーッ!!」
「まずい、本格的にキレた。逃げろっ、フェイト、なのは、ヴィヴィオ!」
ヘッドドレスを地面に叩きつけて
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