暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
大切なもの
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
手段で仕返ししてあげるんだから。

「んで、その指環はルシルがフェイト・・・お嬢様とその使い魔アルフの契約記念日に贈ったもの。みんなが期待するようなものじゃないよ。まぁおまじないとして、左の小指は恋愛のお守りとしての意味も出てくるけどね」

「「恋愛ですか!」」

「フェイトさんとルシルさん・・・」

「お似合いだと思います!」

ふぅ、豆知識終了。最後の私の、恋愛のお守り、にひどく食いついてくるフォワードの子たち。

「楽しそうなお話をしてますね! 混ぜてください!」

「わぁ♪ フェイトさん、すごく綺麗な指輪してますね〜」

「恋愛とか聞こえてきたんですけど、どんな話をしてますか♪」

そしていつの間にやら来ていたシャーリー達も食らいついてきた。恋愛と聞いて、シャーリー達が立場を忘れてフェイトをもみくちゃにしている。ごめん、フェイト。最後のはちょっと余計だったかもしれない。それから私は指環をはめる指のおまじないの質問攻めを受けた。

「右の人差し指はリーダーシップがとれて、中指は恋人募集中、薬指は恋人有り、とか。左の中指は幸せチャージ、薬指は男除けだとか・・・かな」

だからその他にもいろいろ教えた。やっぱり女の子。こういうのにも興味を持ったりするんだねぇ。んで、本題になる。フェイトの指環をどうやって外すか、というものだ。そのままでいいんじゃない?というのも出てきたけど、サイズが合わないのなら血流が止まるかもしれないって心配事もあるわけで・・・。実際にサイズが合ってないから外れないわけだし。下手したら指をちょっきんする羽目になるかもしれない。さすがにそれは黙って見ているわけにはいかない。

「えっと、今に時刻は・・・っと」

時計を確認すれば昼休みが終わるまであと28分となっている。ルシルが居ればいいんだけど、生憎と今は別世界での契約執行中。レヴィヤタンと紋様を破壊したら、狙ったかのように契約が発生したからだ。“界律”干渉の紋様というのは本当だったということだ。ルシルにだって、みんなと楽しい時間を過ごさせてあげたいのに・・・。

†††Sideシャルロッテ⇒フェイト†††

「やっぱり王道で、滑りやすくしてから、というのが良いんじゃないでしょうか」

スバルが手を挙げて案を出す。

「滑りやすく・・・と」

シャルがどこから出したのかホワイトボードにスバルの意見を書いていく。

「というか、それしかないと思います」

ティアナが挙手してスバルの案に賛同して、私も含めたみんなが頷くことで賛成の意を示した。それ以外の方法と言えば、壊すということしか選択肢がないから。早速、私の前に石鹸水や食用油とかのヌルヌルしたものが集められた。まずは石鹸水に左手を入れて、少しの間待つ。少し時間が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ