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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ア・ク・マ?・・・・来たりてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
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10月20日 pm21:58
ミッドチルダ中央・湾岸地区海上・艦船アースラ内・・・・
ここはアースラのC-3B廊下の一画。たった数分前、この場ではそれは虚しい惨劇が起きていた。それは回避できたかもしれない。しかし、それは回避できなかった。
「シャルちゃん・・・」
現在C―3B廊下の床、壁、天井は赤く染まっている。それは多量の血液が撒かれたような赤だった。その赤に染まる床に、1人の人間が仰向けに倒れ伏している。力無く手足を投げだして、うつ伏せで倒れているのはシャルロッテ。女性特有のしなやかなライン、胸の大きな2つ膨らみ、綺麗なアクアブルーだった髪も赤に染まり、まるで死体のような状態だ。そしてその彼女の表情は苦悶の色で染まっていた。
「はぁ〜・・・」
そんな彼女の側にはいくつかの大小様々な人影がある。その人影のリーダー格と思われる人物が大きく溜息を吐いた。その表情は疲労に満ちていた。彼の名前はルシリオン。倒れ伏すシャルロッテの義理の弟だ。そして彼こそがシャルロッテを現状の有様にした張本人。姉シャルロッテを倒すために、弟である彼は情け容赦なく撃破した。全てが終わった後、彼は呆れ果てた表情でこう語る。
「君は知っているか? 激しく酔った人間には3タイプあるということを・・・」
彼はそう前置きし・・・
「理性が残っているのにも関わらず周囲を散々巻き込む奴」
親指を立て・・・
「理性が飛んで、とことん暴走する奴」
人差し指を立て・・・
「そして意識が飛んで眠りに落ちる奴。こいつが周囲にとって一番助かる奴だ」
中指を立てた。激しく酔い、そして暴走した果てに倒されたシャルロッテを見ながら、その場に居る人影全員は盛大に溜息を吐いた。何故こうなったかと言うと、それは数時間前に遡る。
†††Sideシャルロッテ†††
「え? 食事会?」
「そや。入院組のみんなも帰ってきたことやし、そろそろやろうと思ってたんや」
私たちは今、昼食を食べ終えて雑談しているところだ。そんな中、隣に座るなのはと、その向かいに座るはやてがそんな会話をしているのを耳にした。
「でもいいの? そんなことしてて・・・」
「うん。リンディさんやクロノ君からも許可貰っとるよ。奇跡の部隊機動六課。その隊員たちへのちょっとしたプレゼントやって」
「そう言えばそんな風に言われてるんだっけ、機動六課。スカリエッティの逮捕、ミッドを壊滅の危機に晒したゆりかごの本格起動の阻止。その部隊を指揮した若き部隊長、八神はやて。結構耳にするよ。いろんなところから良い評価もらってるじゃん」
私もその会話に参加する。長年に亘って逮捕できなかったスカリエッティを逮捕した機動六課の評判はすごい。奇跡の部隊なんて言われる
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