暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ア・ク・マ?・・・・来たりてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
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〜」

ボロボロ涙を流しながらユーノがなのはの手を止める。これ以上飲んでさらに酔うと手をつけられないと判断したからだ。そこから2人のコップの争奪戦が始まった。

「なのははユーノに任せるしかないな。ならば私は・・・」

頭痛を抑えるかのように額に手を当てているルシリオンは2人のやり取りを見て、なのはのことをユーノに一任(投げたとも言う)。そして彼は他の酔っているメンバーの対応をしようと動き出す。

「おにいちゃ〜ん!(泣)」

床に座り込んで、床を右手でパシパシ叩くティアナがわんわん泣き始めた。

「ごめんねスバル。理由がどうであれ妹をボコボコに傷つけるなんて(泣)」

「あたしもごめんね。ギン姉を思いっ切り殴って(泣)」

ヒシッと抱き合って姉妹愛劇場を始めるナカジマ姉妹。

「ちょっ、はやて! くすぐったいよ!」

「ヴィータの成長度合いを調べるわぁ♪」

ヴィータの上半身をこれでもかと言うくらいに触り続けるはやて。必死にもがいて抵抗しようとするヴィータだが、はやての力が想像以上に強かった所為か抜け出せない。

「はやては八神家に任そう。とばっちりを食らってはまずい」

彼は恐怖しながら、セクハラ祭り実施中の八神家から視線を逸らす。

「「zzz…」」

この騒がしさの中、エリオとキャロは寄り添って眠っていた。大変微笑ましい光景だが、それが酔っての事だと思うと悲しくなってくる。

「あははははははは!!」

そんな中で聞こえてきたのは、この騒ぎの元凶の笑い声。

「やっぱりお前か、シャルロッテェーーーッ!」

テーブルの上にドカッと座り込み、ボトルに直接口を付け“スットゥングの蜜酒”をガブガブ飲んでいるシャルロッテがそこに居た。その顔はそれはもう真っ赤。完全に酔っていると思われる。

「ちょっ、フェイト。手を離してくれ・・・!」

ルシリオンの腰に腕を回し、ガッチリと掴まっているフェイト。ルシリオンが離れるように頼むが、全然力を緩めようとしない。

「す、好きでくっ付いてるわけじゃないんだから・・・勘違いしないでよね」

「痛だだだだだだだ!」

緩めるどころかさらに強くなるフェイトの腕。腰の辺りからミシミシという音がするのをルシリオンは耳にした。

(ま、まずい・・・このままでは・・・折られる!)

「ヴァイス・・・手伝ってぇ痛だだだだ・・・!」

「おう」

ヴァイスがフェイトを引き剥がす。

「ルシルゥ〜〜、放してぇ〜〜〜、やぁ〜〜〜(泣)」

両腕を彷徨わせながら泣き始めるフェイト。それを見てルシリオンは心を痛めるが、その前にやるべきことがある。そう決意を胸に秘め、シャルロッテへと近寄っていく。

「あれ〜どうしたろぉ〜?
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