暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ア・ク・マ?・・・・来たりてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
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陸曹は、いろいろとまずい格好ですよね。ですのであまり近付かないでください」
「なんだよそりゃあ! 好きでこんな恥ずい格好してんじゃねぇってぇの!」
ティアナがヴァイスの下半身のモザイク処理から視線を逸らしながら、ヴァイスから距離を取る。ヴァイスもまた今日は最悪な1日になったことだろう。今のヴァイスには同情の念しか浮かばない。うちの馬鹿義姉が本当にご迷惑をお掛けしております。
「そこに直れ、フライハイト!」
第三区画C-3B廊下の先、そこからシグナムの怒りを含んだ声が響いた。まずい。今のシグナムはかなり本気だ。下手したらこの付近が吹っ飛ぶかもしれない。
「シグナム! シャ――っ!」
絶句。
「あはははははははは! なんだよシグナム、その格好!」
ヴィータは廊下を転げ回り、呼吸困難に陥るほど笑う。
「シグナム姐さん、可愛いっす」
ヴァイスは親指を立てて、シグナムのそれを目に焼き付けるかのように凝視。
「お、お前たち! み、見るなああああーーーーーッ!」
シグナムが“レヴァンティン”を振り上げてこちらへと走ってきた。
「お、落ち着いてシグナムさん!」
なのはが必死に宥めようとする。ポニーテールだった髪がツインテールとなり、局の制服がどこぞの女学校よろしくなセーラー服となっていた。首まで真っ赤になって軽く半泣きなシグナムは、どこをどう見ても女の子だった。
「きゃははははははは! シグナムだって女の子なんだから、似合う似合う!」
ボトルを両手に現れたシャル。あれから何度も“スットゥングの蜜酒”を飲んでしまっているようだ。
「ギ、ギンガさん!? 大丈夫ですか、ギンガさん!」
薄暗くて判らなかったが、私たちの側にギンガが倒れていた。ギンガもギンガで何かの魔法少女アニメに出てきそうな奇抜なフリルやレースの付いた格好をしていた。顔を見てみると目を回している。何かで頭を打ち付けて気を失ったようだ。
「おお! 現れたなぁ、悪の幹部ルシリオン〜♪」
「どっちが悪だ。もう手加減はなしだ。我が手に携えしは確かなる幻想」
私が携えたものを見て、全員が目を点にする。
「あの、ルシル君。ソレって・・・?」
「ん? ああ、コレか。これはな――」
私は“これ”を手に入れた時のことを思い出す。そう、あれは召喚事故によって全く関係のない世界へと召喚された時だった。
・―・―・回想だっ・―・―・
そこは辺り一面ジャングル。文明というものは感じられない。しかしジャングルを探索中、上空から飛行機のエンジン音が聞こえた。人の居る世界だと知り安堵した。そう、その飛行機を見るまでは・・・。
「そ、そんな馬鹿な・・・!」
その飛行機は、タルに翼とコ
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