暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ア・ク・マ?・・・・来たりてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
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いいと判断し、なのは達もシャル捜索班に入れた。手分けして探し始めた私をリーダーとするA班。メンバーはヴァイスとはやてとリインの計四人。

『こちらB班。第一区画にシャルちゃんの姿はなかったよ』

「了解。引き続き捜索を頼む」

『うん、判った』

B班のリーダー、なのはからの報告。メンバー構成はスターズとユーノとなっている。

『こちらC班。ルシル、第四区画にシャルの姿無し』

「了解。それじゃあ引き続き頼む」

『うん、判った』

C班のリーダー、フェイトからの報告。メンバーはシグナムとギンガだ。エリオとキャロは、シャマルとザフィーラによって部屋へと運ばれた。そして他の隊員たちには各部屋で待機してもらっている。今のシャルは正しく野に放たれた猛獣だ。いや、もう珍獣で良い。そんな珍獣に対抗できる隊員はまずいないと判断したからだ。

「それにしてもシャルちゃんには困ったもんやなぁ」

「まったくです」

私とヴァイスの後ろを歩くはやてとリインが愚痴る。そんな中、「わがてにたずさえしはたしかなるげんそう」と、少しアクセントがおかしいが、間違いなく私の呪文(スペル)が聞こえてきた。声の主はもちろんシャルだ。そしてパチン、と指を鳴らす音がした。それを合図として、ほんの一瞬視界を潰す光が生まれた。

「きゃははははははは!!」

廊下の角から現れたシャルが、私たちに指を差しながら大笑いする。その様子が妙でお互いを見合わすことで、「っ!」何故笑っているのか判った。ヴァイスの下半身のある一点がモザイク処理されて、はやてがポリゴン、リインがドット絵のカクカクになっていた。

(プッ、ダメだ。笑ったらはやて達が可哀想だ・・・!)

はやて達から視線を逸らして、事の元凶であるシャルへと移す。そこには軽く呼吸困難に陥るほどに腹を抱えて大爆笑のシャル。

「バイバーイ!! きゃははははは!!」

シャルは散々笑った後、走り去っていった。

「なあ、ルシル君。私らが酔ってた時って、もしかしてあんなんやった・・・?」

「もしそうなら、リイン達は生きていけないです」

ポリゴンはやてとドットリインが私から視線を逸らしつつ、ものすごいヘコんでいる。後ろの背景にずーんと擬音が見えるくらいだ。

「つうか何で下半身だけモザイクなんだよ!? これじゃあ変態犯罪者と間違われちまうじゃねぇか!!」

ヴァイスもヴァイスでかなり哀れだ。3人がそれはもう酷い外見になっている。

「そういえば私の外見はどうなっているんだ?」

今まで3人の外見のみ気にしていたが、私自身どうなっているかまだ知らない。知るために身体を見回すと、「・・・マジか」私の身体がない。というか見えない。

「お前はお前で生首だしよぉ・
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