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八条学園怪異譚
第五十六話 鼠の穴その五
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ッグフードやキャットフードでも一緒だ。
「お豆腐屋さんでもね」
「買わないわよね」
「あれ滅茶苦茶安いけれどね」
 ただかただ同然で豆腐屋の端に置かれている、豆腐の絞りかすなので値段的には価値があまりないものだからだ。
「西郷さんなんかそればかり食べてたし」
「おからばかりだったの、西郷さん」
「そうだったの」
「そうだよ、子供の頃はね」
 薩摩にいた頃だ、西郷の家はかなり貧しく豆腐の存在を知らなかったのだ。豆腐屋をおから屋と思っていたのだ。
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