暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
シャルシルとレヴィのぶらり紋様破壊の旅 in次元世界♪
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†††Sideルシリオン†††
はやてやシグナムと話をしたその後、少し怖い表情を浮かべたフェイトから散々説教を受けた。正直心が折れそうだ。いや、気付いていないだけでもう折れているかもしれない。
「はぁ・・・もう7時半か・・・」
フェイトは最初は真剣な表情で本気で心配してくれて、それは次第と愚痴となり、そして説教という三段変形。しかも口頭ではなく念話というのがミソだ。ぐっすりと仲良く眠っているエリオとキャロを起こさないようにする配慮だろうが、それが私にとっては苦痛でしかない。声のボリュームもさることながら、聴覚をシャットアウト出来ないというのが痛かった。
「最初の心配のところは純粋に嬉しくもあったが・・・はぁ・・・」
それにしてもどこかフェイトの様子がおかしかった。はやてやシグナムよりハッキリと。何かあるのか?と訊いても、大丈夫、と。何かあるだろ、あの様子だと。まぁ私に言うような事じゃないのだろう。私に関係しているのならきっと話してくれるはずだ。
「心遣いは嬉しいが、やはり耳が痛い」
ようやくフェイトから解放され、朝食を摂るためにアースラの廊下を歩く。フェイトは今なお眠っているエリオとキャロと一緒に二度寝に入るとのことだった。何故そんなにのんびり出来るのかと言うと、クロノたち六課後見人から、3日間の休養期間を六課はもらったからだ。とは言え何人かはすでに起きて、それぞれ行動中のようだ。
(にしても、さっきからなんだ? 人の顔を見て、どうして顔を赤くする?)
廊下を歩く中、始めは気にしていなかったが、性別関係なくすれ違う隊員たちが赤面していることにおかしく思った。さすがにこれは何かあると思い、目の前にあるトイレへと駆け込んで鏡を見る。鏡に映るのは・・・
「・・・フフ・・・クフフフ・・・」
それはもう綺麗とも言えるほどの化粧を施された私の顔。自分で綺麗とか言ってて悲しくなるが。あぁそれ以前にあのド阿呆・・・。
「やってくれた・・・・」
全力で顔を洗う。ファンデーションにアイラインに口紅。くそっ、本格的に化粧しやがって。熱でうなされていた私になんてマネをするんだ。何故はやて達が私から顔を逸らし、すれ違った隊員たちが赤面する理由がようやく解った。
「すぅぅ・・・『『・・・シャルロッテェェーーーーッ!』』」
『うおうっ!? なんだぁ!!?』
リンクと念話によるダブル音響攻撃。するとシャルから驚きの声が返ってきた。あろうことにシャルは『いきなり何するのさ、ルシル! 頭キィーンしたじゃないの!』と文句を言ってきた。おいおい。君に文句が言える資格があると思っているのか、ん?
『義姉さん・・・あとで話があるから』
出来るだけ怒りの感情を抑えて、約束を取り付けようとする。
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