暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
シャルシルとレヴィのぶらり紋様破壊の旅 in次元世界♪ 
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タンを抱え、嘘泣きしながらダッシュで逃げるシャルを。

「あああああああああああああ! あのバカ女ぁぁーーーーーーーーーッ!」

私の犠牲を選んだのはアイツか。だからと言ってこのまま無抵抗で食われてしまうわけにもいかず、迫るオルニトレステスの群れを肉弾戦で数を減らし、向こうが距離を取ったところで全力離脱。そこから全力でシャルとレヴィヤタンの後を追う。何としても私を売った超絶非道のシャルに土下座させるために。そう、そのためだけに、私は今を必死に・・・生きるっ。

「お、生きて帰ってこれたんだ。信じてたよ、ルシル!」

ようやく追いつき、私の姿に気付いたシャルが両腕を広げて、それはもう可愛らしい笑顔で抱きつこうとしてくる。白々しい。さっきは私を囮にして逃げたくせに。騙されんぞ、そんな笑顔ではなっ。迫ってくるシャルをヒラリと回避。そのままシャルの足を引っ掛けてコケさせた。

「いだっ! 何するの!?」

「こちらのセリフだボケっ!」

ここまで酷い目に遭うのはなかなかない。まさか恐竜のえさになる寸前だったことなど。

「・・・白色、黒色・・・着いた」

大口論の出鼻を挫くようにレヴィヤタンが私の袖を引っ張った。レヴィヤタンが指さす場所へと視線を移すと・・・

――それは大きなティラノサウルスが現れた――

――初代ポケモ○ ジムリーダー戦BGMスタート

私の知るサイズの2倍はあろうかと言う巨体を誇るティラノが居た。いい加減にしてくれ。最後の最後でティラノ(巨大)って、神はどれほどの試練を与えれば気が済むのか・・・。

行動コマンド
たたかう
たたかう
たたかう
たたかう

たたかうオンリー・・・。なるほど逃げれないってか。

「ああもう。やってやろうじゃない」

「ああ。魔術がなくとも恐竜相手に後れを――」

――Mors certa/死は確実――

私とシャルの背後から巨大ティラノサウルスへと向かうすみれ色の閃光。

「「・・・」」

いや、待ってくれ。何故レヴィヤタンは“力”を使えているんだ。ここに来た時には使えないとかって言っていたはずなんだが・・・。

「確かに・・魔術は使えない・・・。でも・・・力は・・使える」

「「ええ〜〜」」

レヴィヤタンの放った砲撃の直撃を受けたティラノが吹っ飛んで空の星となった。

「・・・大罪(ペッカートゥム)が・・・許されざる嫉妬(レヴィヤタン)が・・・ここに命ず・・・」

未だに固まってしまっている私とシャルを置いて事を進めるレヴィヤタン。何故かすごく惨めな気持ちになってきた。別に泣いてないぞ。レヴィヤタンの言葉に応えるかのように現れる紋様。幾何学模様のそれが淡く輝き、そしてレヴィヤタンが止めと言わんばかりに
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