暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
シャルシルとレヴィのぶらり紋様破壊の旅 in次元世界♪ 
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違うみたいだ。黒色の目が鋭くなって猛抗議を訴えてる。なにか歴代の許されざる嫉妬(レヴィヤタン)が知ってる白色や黒色と全然違う。わたしたち“絶対殲滅対象アポリュオン”と戦ってる時と違って、なんていうか面白い。

「えーなになに。今までのことを反省して、ふんふん、これからは誠心誠意尽くして、ふんふん、私のために何でもする?・・・うっそー、嬉しい!!」

「むぅぅぅぅーーーー!!」

その2人のやり取りを見て、ルーテシアが、そしてわたしも可笑してつい、「クスクス・・・」笑ってしまった。するとルーテシアが少し驚いたような顔になった。そう言えばルーテシアはお母さんが起きて、初めて心が生まれるって言っていた。結局それもスカリエッティの嘘だったみたいだけど。今のルーテシアにはちゃんと心が、感情があるもん。

「あ、そうだ。ねぇ、レヴィヤタン。1つ訊きたいことがあるんだけど・・・」

赤い布から解放されようとのたうち回る黒色を無視して、白色が歩いてくる。わたしはそれに首を傾げることで応えて、その先を促す。

「ベルゼブブが結構まずい感じになったのに、このミッドの界律は動かなかった。それについては何か心当たりとかない?」

「・・・許されざる怠惰(ベルフェゴール)の紋様・・・。それが界律の目に干渉してる・・・」

「「っ!!」」

白色と黒色が息を呑むのが判った。それも当然かもしれない。“界律”に干渉するなんて普通は出来ないから。

「ねぇ、それってさっき話してくれた目的に関わってくるんじゃないの?」

それがあると計画が果たされることになる、って話なのは聴いてるから「うん・・・それがあると・・・結構危険・・・」頷き返した。

「じ、じゃあそれを破壊しないと、目的が果たされるんじゃないの!?」

「・・・言われてみれば・・そうかも・・・」

「おーーーーーい!!」

ツッコミというのを初めて見た。

「・・・行こう・・・紋様を壊しに・・・」

立ち上がってルーテシアを、そして白色と黒色を見る。この世界のために紋様(しるべ)を壊して、世界を守る。

「むぅむぅ・・・」

「えー、そんなことして本当にいいのか?」

初めて本当のことを白色が言ったのか、黒色が何度も頷く。黒色も結構苦労しているんだ・・・。なんか可哀想。

「いい。・・・その代わり・・・お願いがある・・・」

これを言っておかないと、わたしは消えることになる。

「・・・この世界を守るためには・・・・わたしも消える必要が・・・ある・・・」

「っ! レ、レヴィ!?」

「どういうこと?」

驚くルーテシアと疑問顔になる白色。

「・・・紋様を破壊しても・・・“罪”が残れば何度でも復活する・・・はず。
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