暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
シャルシルとレヴィのぶらり紋様破壊の旅 in次元世界♪
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に話せるような仲になったかを教えてもらいたいものだな」
黒色はルーテシアに気付かれない程度に、わたしに向けて威圧感を放ってくる。ルーテシアに配慮していることだけは感謝しよう。わたしの場合は、仕方がないから。
「我が手に携えしは確かなる幻想」
「っ! シャル! 何をするつも――」
「
私に触れぬ
(
ノリ・メ・タンゲレ
)
」
それは一瞬だった。突然現れた赤い布が生きてるみたいに黒色に巻きついた。足首から口元まで縛られた黒色は、バランスを崩して転倒した。
「それじゃあ話してくれる?」
「・・・え?・・・うん、わたしの知っていること・・・全部話す・・・」
それが約束だ。ルーテシアやアギト達と一緒に居続けるための・・・。だから話そうと思う。わたしたち“大罪ペッカートゥム”の目的だったことを。さっきまでのように木陰に座る。本当はルーテシアには聞かれたくない話。だけど、嘘をついたままじゃ一緒にいる資格なんてきっとない。けどその前に・・・
「白色・・・」
「ん?」
「アレ・・・放っておいていいの?・・・」
「いいのいいの♪」
わたし達の視線の先、赤い布でグルグル巻きにされた黒色が転がったままで放置。あの赤い布に巻かれると“力”が出せないみたいだ。
「で、この次元世界で何をしようとしていたの?」
「・・・うん・・・・わたし達は――」
話す。“ペッカートゥム”が何をしようとしていたのかを。正直わたしの知る事はそんなに多くなかったりする。初めからどうでもよかったから。この次元世界と呼ばれるものが滅ぼうがどうだろうが。けど今は違う。守りたい。大好きなルーテシア達の生きるこの世界を。だから知りうる限りのことを白色と黒色に話した。
「レヴィ・・・今の本当?」
「・・・ごめん・・・ルーテシア・・・。今まで騙して・・・ごめんなさい・・・。でも今は違う・・・・わたしは・・・この世界を守る・・・何があっても・・・」
ルーテシアの両手を取って握る。信じてくれなくても、たとえ嫌われてしまっても、わたしは守るよ。大好きなルーテシアも。そのルーテシアのお母さんも。そしてみんなが生きるこの世界を。
「・・・じゃあ、これからもよろしくね、レヴィ」
「・・・うん!」
嬉しい。ルーテシアに逢えてよかった。
「白色、黒色・・・絶対に負けないで・・・」
「もちろん!」
「むーむー!」
転がってる黒色が激しく動く。わたしは白色に視線を移す。
「んーなになに。それは当然。だから安心しろレヴィヤタン・・? それはそうと今日は一段と素敵でとても綺麗ですねシャルさん・・・? だって。フフ、そんな素敵でとても綺麗だなんて・・・嬉しい!」
「むぅぅぅーーーー!!」
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