暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
4th Episode:
〜A・RI・GA・TO〜
これからの時間を大切に
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では義姉弟ということになっているはず。言っていることがメチャクチャだ、この女。あ〜今度こそ駄目だ。・・・お〜は〜な畑ぇ〜のぉ〜〜〜・・・♪
「フライハイト、セインテスト」
「ハッ!」
意識がアッチ側へ旅立つ前に現実へと引き戻される。背後から聞こえてきた声の主は「あ、シグナム。おはよう」シグナムだった。
「ああ。あはよう、フライハイト。それに・・・その様子だと、もう大丈夫なようだな、セインテスト」
シグナムに挨拶をするためにシャルのアイアンクローから逃れる。そして私がシグナムへと振り返ると、「・・・・」シグナムが微妙に複雑そうな表情になった。
(ん? なんだ・・・?)
だがすぐにシグナムはいつもの凛とした表情に戻ったことで、大して気にはせずに挨拶を返す。
「おはよう、シグナム。見ての通りもう大丈夫だ」
シグナムは何故か私から逸らし、一度シャルを見てから「そ、そうか・・・」そう返した。シグナムは一度咳払いをし、改めて私を見る。
「セインテスト、話がある。少し付き合ってくれ」
「あ、ああ。第3レクリエーションルームへ向かう途中だったから、そこでいいか?」
「ああ」
そう言ってシグナムが歩き出し、私たちもそれに続く。
†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††
ルシルはまだ気付いてない。そろそろ気付くだろうけど、もう少し様子を見ていよう。シグナムからルシルに話があるらしいから、私たちが行こうとしていた第3レクリエーションルームへと向かって歩き出す。
さ〜て、どうやってルシルに告げようかなぁ、レヴィヤタンのこと。たぶんルシルは、“ペッカートゥム”はもう1体残らず斃したと思ってるはず。そこにレヴィヤタンを連れて来たらどんな反応を見せるだろう?
(少し楽しみだけど、でもどっちかと言うと怖いなぁ)
顔を合わした瞬間バトルってのも有り得る。というかそうなるよね、やっぱり。そこをどう止めて、どう説得するか・・・。
「そう言えばお前たちはこれからどうするつもりだ?」
前を歩くシグナムが振り向かずにそう訊いてきた。私はルシルと一度顔を見合わせる。
「えっと、今のところ決まってるのは家探しかな〜。いつまでもここに残るのも悪いしね。だから早いうちに決めて出ていこうかと・・・」
「・・・そうか。それにしても家探しか。・・・フッ、苦労するぞ。シャマルも我々の住む家探しに苦労していたしな。なんとかカローラの紹介で家は見つかったが」
シグナムが意地悪そうな笑みを浮かべて私たちを見る。そういえばそうだった。あの頃のシャマルはかなり気の毒だった。でもシグナムの言うとおり、セレス・カローラっていう私たち共通の友人のおかげで、良い物件が見つかったから良かったんだけどね
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