第十五話
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ファンに俺がぶっ殺される」
「……………」
「そうそう、出ていくのは構わんけど、他の軍に入るならそれなりに規律を守れよ。そうじゃないと、お前は多分早死にするからな」
「……………」
それから、頃合いで用意してた水で消火活動をして、俺達は焼死した黄巾兵士達を丁寧に埋葬していく。
「……夢に出て来そうだ……」
「なら始めからするな……」
俺の言葉にクロエが溜め息を吐いた。
「美羽の領内に入らせないようにする策はこれくらいしか浮かばなかったんだよ……」
「……成る程。噂を広げさせなおかつ袁術を恐れさせ、入らせないようにか。だがその分、黄巾軍は他の領へ行かないか?」
「それは仕方ない。それに、俺やクロエはチートじゃないんだから全部の黄巾軍の鎮圧とかは無理だからな」
「……そうだな」
クロエはゆっくりと頷いた。
「隊長。大体の埋葬は終わりました」
そこへ伝令の兵士が来た。
「よし、なら帰るか」
夜中まで埋葬が終わらず、俺達は戦死者の埋葬を終わらすと、黙祷を捧げた。
―――夜、天幕―――
黄巾軍の戦死者の埋葬は長引いたので、陣営を設営して一泊する事にした。
「………失礼」
「ん? どうした趙雲?」
俺の天幕に趙雲が急に来た。
「王双殿……いえ主。私の先走りで主に、そして袁術軍全体に迷惑をかけてしまいました。申し訳ありません」
……………。
「待て待て待てッ!! 何があった? 何があったんだ趙雲ッ!!」
まさかどっかで頭でも打ったのか……。
「頭は打っていません主。私はどうやら少々自惚れていたようです。それを主は教えてくれました」
……何か教えたか俺?
「それで……私を袁術軍の末端に加えてくれますかな?」
「………それは心強いよ趙雲」
「ありがとうございます主。それと私の真名は星です。預かってくれませんか?」
「……分かった。預からせてもらうわ星。その代わり、俺の真名である長門を預かってくれないか?」
「承知しました主」
………何か趙雲―――星が正式に袁術軍に 入ってくれたじぇい。
「そん代わり規律とかは守ってな」
「それは分かっています。それでは主、また明日」
「おぅ、また明日な」
星は俺に頭を下げて天満を出た。
「……予想外な事が起きたけどまぁいいや。さて、俺も寝るかな」
「そういや真桜に頼んだあれはそろそろ出来る頃かな?」
あれがあったら戦はかなり変わるからな。てか袁術軍無双になりそうだな。
「まぁええや、今の俺は眠いんや……」
全部明日だ明日。
俺は
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