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SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
終章 Ever After
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ゆか「……ふぁ。…初めてはレモンの味、とか聞いたことあるけど嘘かもしれないわね」
りくや「…………」
ゆか「私も返事、言わないとね。……不束者ですが、よろしくお願いします」
ゆかは目に涙を溜めながら「定番のしかわからなかった」とてれながら笑っていた。
りくや「いい、のか!?こんなチビなやつだよ!?」
ゆか「それ、自分で言う?……でも、りくやの背中は大きかった。私にはそれで十分よ」
そう言うとゆかは小さく微笑んだ。…そうか、この優しそうな顔に惹かれたのかもしれないな。
りくや「よし、じゃあ行きますか」
ゆか「そうね。…とりあえずは決まってるの?」
りくや「全然。向こう着いてから考えようぜ」
話しながら船に乗り込むとそのまま船は出発、まだない目的地のスタート地点に向かって進みだした。
りくや「……あ、そういえばこの島は?」
ゆか「姉さんが残るみたい。……でも私もたまには帰ってきてもいいかしら?」
りくや「もちろん。……いつになるかわからないけどな」
ゆか「そうね。でもその方がまた会った時嬉しいじゃない」
りくや「おー。放浪の楽しみの一つをもう理解したとはー」
こんな感じでだべりながらも、俺たちの手はずっと繋がれたままだった。
────
かくして……
鬼ヶ島の鬼達は、勇敢な四人の仲間達によって退治され、宝物は、後に島を訪れた殿様が元の持ち主に返し、桃から生まれた事から、後に桃太郎と呼ばれた一人の青年と仲間達は、それぞれのパートナーと共に、何時までも何時までも、幸せに暮らしましたとさ……
めでたし、めでたし。
────
リズ「よーし。これでばっちりね」
アスナ「リズ?何書いてるの?」
夕焼けの赤に染まる校舎の中。リズと呼ばれた少女は、親友の声で顔を上げた。
リズ「え?あ、あー、ちょーっとね」
アスナ「えー、何?なんか怪しいよ〜?」
リズが持っていたノートをこっそり盗み見ようとしたアスナの視界から、リズは若干慌てては真っ赤になりながらかわす。
リズ「ほ、ほんとに何でも無いのよ!」
アスナ「なら見せてくれてもいいと思うな〜!」
リズ「そ、其れは無理!人には色々事情ってもんがね、あ、コラっ!」
そんな事を叫びながら、アスナとリズが廊下を走って行く。
そんな
世界
(
ものがたり
)
を
天
(
がめんのむこう
)
から眺めながら、椅子に座り込んだ
青年
(
さくしゃ
)
は呟く。
鳩麦「はは。まさか此処まで大事になるとは、妄想もこうなると大した物ですね」
涙カノ「言って見るもんだなぁ、まさかここまでおおごとになるとは……」
蕾姫「これを桃太郎とは断じて認めん!てかこれが桃太郎だと本当に色々崩壊するしな」
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