暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
終章 Ever After
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ゆか「……りくや…お願い、聞いてくれてもいいかしら……?」

と、訪ねてきた。

りくや「いいけど。断る理由もないしさ」

ゆか「りくやはやりたいこと探して旅してるのよね?」

りくや「そう、だね。家帰ったら負けた気がするしこうなりゃとことんやってやるしかないし」

別に勘当されたわけじゃないから家には戻れるし、今年あった月の節目には時々戻っているから頼ろうと思えば頼れるがなんか俺がそれを許せないでいる。

ゆか「…ならその旅に同行させてもらえないかしら?」

りくや「…………え?」

いきなり、ゆかの口から出てきた言葉に俺はなんとか反応できただけだった。

ゆか「私も、自分のしたいことをしたい…ってこの島にいる時何度か思ったことがあるの。…でもここ、することといっても限られちゃうでしょ?」

そんな大きい島でもないからそうだろうけど。

ゆか「そんなときにりくや達が来たの。それで昨日の夜…ちょっと考えてる時に思ったの。チャンスかもしれないって。もうこんな思い切ったことできる時なんて来ないかもしれないから…」

ゆか「それに私、りくやとなら一緒に見つけられるかもしれない……だから、お願い!」

ゆかの言葉をきいて一気に心が軽くなった。…なんか、俺だけ気負ってたのがバカみたいだ。

ゆかの言葉をきいて一気に心が軽くなった。…なんか、俺だけ気負ってたのがバカみたいだ。

りくや「……あーあ、なんで俺って先言われるんだろうな」

大事なことを自分から口にした記憶なんてほぼ無いに等しいかもしれないくらいだ。おかしくなって笑えてくる。

ゆか「な、何よ……私、何か変なこと言ったかしら?」

りくや「い、いや。ゆかは関係ないよ」

ゆか「……ほんとでしょうね?」

りくや「本当だって。……なぁゆか、さっき俺が言おうとしたこと、聞いてくれる?」

ゆかに言われてしまったからこうなったらもうとことん言ってやる。ゆかもうなづいてくれた。

りくや「俺と一緒にいろんなとこ行こう。もしかしたらやりたいことが違うかもしれない。でもそれまで、なんてことは言いたくない」

…こんなところで無駄に緊張してきて手汗がすごく出てきた。

りくや「俺……ゆかのこと好き…だ。だから、俺の隣にずっといてくれないか?」

さぁ言い切った。どうなるかはもう神のみぞ知る…じゃなくてゆかのみぞ知るっていえばいいのか?

ゆか「……それって……告白よりもずっと重要なことじゃない…」

りくや「あーうん……そだね……それでさ、ゆかはどう思っ……!?」

答えを聞こうと口に出そうとするもそれは途中で阻まれた。なぜなら後ろに手が回され抱きつかれて俺の言葉の出る口もゆかの口で塞がっているから。

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