第8話
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広さなのか?外見から見る限りは攻めやすそうだが…入ってみたらあら不思議ってか?」
庭園も一通り見終え、何もすることがないので模擬戦のことを考える。
竜司「予想じゃ、麦穂と壬月は必ず戦うことになるんだろうな…後は…」
柴田勝家と丹羽長秀…戦上手の織田家の双璧は当たり前としてほかの織田家の武将は誰かを考える。
竜司「あのひよ子って子…は、ないな…あの子どう見ても武闘派ではないだろうし…織田家の武将…滝川一益…佐々内蔵助成政…前田利家…竹中、黒田両兵衛、もないな…まだ桶狭間の戦いが終わったばかりだし…」
俺の知っている歴史がどこまで進んでいるのか、またこれからどうなっていくのかはまだわからない。
もしかしたら俺というイレギュラーが現れたことで歴史が大きく変わっている可能性があるからだ。
竜司「まぁもし模擬戦をするならこの5人かな…今はただ待つしかない…か」
これ以上考えても無駄と判断し、座禅を組んで精神統一に勤しむことにした。
?「竜司殿…竜司殿…!」
どれくらいやっていたのだろう…誰かに声をかけられているのに気付かず、
いつの間にか寝てしまっていたようだ。
竜司「ん…?あぁ、麦穂…ん〜…!!」
麦穂に声をかけられ、それに気付いて背伸びをする。
麦穂「ふふ♪おはようございます竜司殿。よく寝ていらしてたようですね」
竜司「すまない…座禅を組んだままいつの間にか寝てたみたいだ…」
麦穂「まぁ、ふふふ。とても可愛い寝顔でしたよ。まるで子供のようでした」
竜司「うぐ…何か照れくさいな…恥ずかしいところを見られた。で?何か用か?」
麦穂「あ、っとそうですね。大変失礼しました。久遠様がおよびでございます。お早く」
竜司「いよいよか…わかった。行こう」
そう言って一つ頷き、立ち上がって部屋を出て行く。
麦穂の後をついて行き、久遠の待つ評定の間に足を運ぶ。
竜司「さぁて、いよいよ織田家武将とご対面ってところか」
麦穂「これから大勢の前に立つというのに、楽しそうですね竜司様は」
竜司「まぁ、まさか歴史に名を残すであろう偉人達に会えるんだから、心躍るというものだ」
麦穂「まぁ…。では竜司様の世界では、私も未来に名を残してるのですか?」
竜司「勿論だ。柴田権六勝家、丹羽五郎左衛門長秀。この二人は織田家の双璧と呼ばれ周辺諸侯から恐れられていたと、とても有名な話だ(まぁ…俺の世界では皆男だがな…)」
麦穂「そうなのですね。では私もちゃんと名を残せるように、これからも精進せねばなりませんね」
竜司「今でも十分名を残す器量はあると思うが…と言っても、まだ若いんだから未来よ
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