レーティングゲームとサッカー
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vsグラシャラボス
最初からドライグが突っ込みグラシャラボスの眷属を削ってくれた。
相手は女王と王を残すのみ。こちらはほぼノーダメージだ。
あえて言おうこれは酷い。
「おい、転生悪魔、タイマンだ!!」
バカだな、こちらが有利なのにタイマンなんか張るわけないだろうに。
「だが、俺はその挑発に乗ってやろう」
「一誠、勝て」
「わかってる」
歩いていたら女王が攻撃してきた。
「この程度かよ」
「なっ、私の攻撃を受けて無傷!?」
「よく見ろ、服が汚れた」
どこに目をつけてんだよ。
「ま、攻撃してきたってことはやられる覚悟があるんだよな」
ライダーキック(変身してない)で女王を撃破し
「よく来たな転生悪魔、服がボロボロじゃないか」
「お宅の女王にやられてね。クリーニング代を払ってくれたからお釣りを払ったら飛んで帰ったよ」
「そうか、それは面倒をかけたな。代りに謝ろう」
「謝るって土下座?」
「調子に乗んなやこの転生悪魔風情ブベラ!!」
ムカついたので殴ってしまった。
「ああ、悪い。俺、転生悪魔だから沸点が低いんだよ」
反撃とばかりに魔力弾を大量に放ってきた。
「オラオラオラオラオラオラオラオラ」
全部蹴り返してやった。
「上級悪魔は心が広いな。わざわざ蹴り返しやすい大きさにして魔力弾を打ってくれるから」
サッカーボールサイズなのでつい乗っちまった。
「しかし、体を張ってゴールを守るとは、流石ですね」
つまり、全弾命中
「投了を確認。兵藤一誠さまの勝利です」
ゴールを守って気絶するとは尊敬に値する。
ゴールキーパーに見習わせたい根性だ。
「流石一誠エグい」
「相棒、無茶苦茶だ」
「予想外だ」
酷い。
会場が歓声に包まれた。
インタビューされた。
「今回の勝因はなんですか?」
「グラシャラボスさんがサッカーボールサイズに魔力弾を打ってくれたことです」
「魔力弾って蹴り返せるんですね」
「知らなかったんですか?常識ですよ。とはいってもコツが要りますけど。ま、特訓すればわかります」
冥界の子どもたちが魔力弾を蹴る特訓をする要因となったことを知らない一誠だった。
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